昨日の記事に続いて、今回はソフトウェア編です。
「起きている時間に倍のスピードで終わらせる」をテーマに作業が捗る、時短につながるエフェクタープラグインをまとめてみたいと思います。
ミックス/マスタリングの少しでも時間を短縮して、作業効率を落とさずに睡眠時間を確保することが目的。
つまり、達成感とともにオフトゥンする方法です。
時短プラグイン
ここ最近のプラグインの進化はすさまじいです。人工知能搭載や、チートとも思える高品質な製品が多数リリースされています。
音楽をより豊かにしてくれるテクノロジーを使わない手はないですよね。
代表的なものをいくつかご紹介します。
iZotope Ozone 9
やはりマスタリング/ミキシングツールのトップランナーはiZotopeでしょう。
先日、iZotopeからOzone 9が発表されましたが、新たな機能を搭載しており、より一層の時短ツールとして進化しています。
また、Neutron 3との連携が可能なTonal Blance Controlを使用すればミックスに戻る時間を軽減できます。
17年の伝統をもとに構築された未来のマスタリングツール、iZotope「Ozone 9」リリース!
Sonible smart:comp
人工知能搭載のコンプレッサー。2,000以上の帯域に渡り入力信号を継続的に分析してくれます。トラックに挿してワンクリック(数秒)で良い感じに仕上げるコンプです。
また、コンプレッサーの質が非常に高くジャンル問わずマッチするように思います。
Leapwing DynOne
人工知能は搭載していませんが、匹敵するほど魔法をかけるが如く効きます。とにかくマルチバンドコンプという括りなら、作業のしやすさ、品質は図抜けてます。
帯域が限定されているのも良いです。迷いなく音が決められるのも良い。
同社のCenter One、Stage Oneも神。買って損なしのチートプラグインです。
Fabfilter Pro-Q3
AIとか自動も良いけど、どうしても自分でイコライジングしたい!という人はPro-Q3が鉄板です。なにがとうなっているのか視覚的に分かるので、あとは手術を行うのみ。
アナライザーとしても視認性が良く優秀。
さらに、Pro-Q3で新たに追加された機能として、マスキング部分を検知し、表示できるようになりました。例えばキックとベースなど、ぶつかっている帯域のかぶりを表示してくれるので、処理する部分が一目瞭然です。
ダイナミックEQ、サイドチェインも搭載しており、EQの業界標準と言って良い名作プラグインです。
IK Multimedia Lurssen Mastering Console
まるで、マスタリングエンジニアと高級機材を自宅環境に持ち込むかのようなマスタリング丸投げプラグイン。これもかなりのチートですね。
一流のエンジニアが組んだマスタリングチェーンで、あらゆるジャンルに合わせたプリセットが大量に収録されています。
つまり、2MIXに程よいプリセットをチョイスし、微調整するだけでマスタリングが仕上がります。
これを時短ツールと呼ばずにして何と呼びましょうか。
IK Multimedia Lurssen Mastering Console
さいごに
もっとも大切なことは作品が完成し、作業が終わることです。
創作するというクリエイティブに、より多くの時間を費やすためにも便利なツールは積極的に取り入れていきたいですね。
そして睡眠時間をより多く確保することが良い循環を生むのではないでしょうか。
ではでは。