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Waves NLS(Non-Linear Summer)レビュー【音デモあり】

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PC内でマスタリングまで完結というスタイルが世に浸透して久しいですが、高級なアナログ卓でミックス・マスタリングしたい!というのは全DTMerの永遠の憧れです。

プロの方や、お金がある人はそんな機会に恵まれるのでしょうけど、一般人にはなかなか手が届かない高嶺の花。

触ったことない人の方が多いであろう高級アナログ卓に、なぜ憧れを抱き続けるのか?それは世界中の名曲たちが高級アナログ卓で加工された音だからです。

そんなアナログ卓をエミュレーションしたプラグインはたくさんありますが、そんな中でもかなり秀逸なプラグインが今回紹介するNLSです。

Waves NLS

マドンナ、ビヨンセ、レディー・ガガ、U2などの超有名アーティストの楽曲を手掛け、アカデミー賞やグラミー賞を受賞している超有名プロデューサーたちが使用しているコンソールのヘッドアンプを再現したプラグインです。

そんな巨匠たちが手がけた、一度は耳にしたことがあるであろう有名な楽曲を生んできた名機ってだけで、もう音が良いと思ってしまうプラシーボ効果的な情報は十分過ぎますねw

要は、アナログ卓を通したような味付けがされて、楽曲に温かみが出る、すなわち音楽的になるのです。
nls6

NLSにはChannelとBussとありまして、それぞれに3つのタイプ(SPIKE、MIKE、NEVO)が選択できるようになっています。

Bussタイプは各チャンネルのNLSとリンクし、1つのBussで8つまでコントロールできるようになっています。たくさんツマミとかスライダーがついてるのがソレです。

SPIKE(SSL4000G)
Mark Spike Stent所有のソリッド・ステート・コンソール

MIKE(EMI TG12345)
Michael Hedges所有のクラシック・コンソール
※ピンク・フロイドの「狂気」などに使用。

NEVO(Neve)
Yoad Nevoのためにカスタイマイズされた、ヴィンテージ・ブリティッシュ・コンソール

それぞれに個性があって、結構音が変わるんですよね。それでは検証していきます。

アナライザにて視覚的に分析

音量はクリップしないように-20dBを入れてます。

Range設定で、表示を最大(120dB)にしてあります。(表示のみで音量に変化なし)

見やすいところで、ほぼ200Hzに位置しているG2(ソ)を鳴らしました。BYPASSの状態です。

NLS Channel

各プラグイン共通でDRIVEを+6入れました。

SPIKE

MIKE

NEVO

NLS BUSS

こちらもChannel同様、各プラグイン共通でDRIVEを+6入れてます。

SPIKE

MIKE

NEVO

 

デモ

次に音で検証してみます。BFD3のドラムステムにかけてみました。上のアナライザ画像と合わせて聴いてみてください。

NLS Channel

BYPASS→SPIKE→MIKE→NEVOの順です。

  • SPIKE・・・ナチュラルながらも力強さ増す。
  • MIKE・・・ロー、ハイともに力強くパンチが出る。
  • NEVO・・・3つの中では一番スカッと抜ける。

NLS Buss

BYPASS→SPIKE→MIKE→NEVOの順です。

  • SPIKE・・・Bussの中ではこれが一番力強い。
  • MIKE・・・一番おとなしい。SPIKEよりもハイが抑えられていて、ミドルが前に出てくる。
  • NEVO・・・スカッとしつつも、全体的に色付けがされている。

設定の仕方で変わると思うのですが、ChannelとBussで同じベクトルではあるものの、少々キャラが違ったように感じました。チャンネルとバスで組み合わせて使うことを想定した味付けなんだろうか。 

今回は単純にDRIVEを+6しただけなので何とも言えませんが・・・。

さいごに

上品なアナログの歪みと力強さを与えてくれます。デジタル過ぎて物足りない楽曲に「足りない何か」を補う感覚ですね。

負荷は軽いです。全チャンネル、バスに挿して使っても問題なくいけるでしょう。なんなら打ち込み段階からバスにかけっぱなしでも良いくらいです。

ざっくりマスターに挿すだけでも良い感じで効果あるんじゃないでしょうか。

何か物足りないなぁ・・・とお悩みの方、是非試してみてください。

ではでは。

WAVES NLS Non-Linear Summer