AD

マスター段、テープマシンはこれで決まり。Universal Audio Ampex ATR-102レビュー

スポンサーリンク
   

※本サイトでは、アフィリエイト広告を利用、またはプロモーション記事が含まれている場合があります。

マスター段テープマシンの最右翼。

Universal Audioより、マスタリング用テープマシンをエミュレートした、Ampex ATR-102のネイティブ版がリリースされました。

PluginBoutique様よりライセンスを提供して頂きましたので、早速レビューしていきます。

Ampex ATR-102

 

Ampex ATR-102は、1970年代中盤〜1980年代にかけてマスタリングの標準機となったテープレコーダーで、デジタル環境に移行した後でも、その独特の温かみやカラーを求めて、使用し続けていたプロデューサーも多いとか。

数々の名盤で使用されているため、知らず知らずのうちに耳が良い音と認識している「商用音源のサウンド」に仕上げられるプラグインです。

UAD公式サイトにも”アナログの実機とほとんど区別がつきません”と記載のあることから、相当の自信がうかがえますね。

同じくUAD製品の人気テープエミュプラグインのStuder A800がトラック向けならば、Ampex ATR-102はマスタリング向けの位置づけ。

音について

テープマシンエミュはいくつか所有しているし、試してきましたが、Ampex ATR-102は一発で納得できるサウンドでした。単純に好みです。

しっかりとアナログ感がありつつ、ぼやけ過ぎずサウンドに芯があるのが◎。

テープマシンにどういうサウンドを求めるかは人それぞれだと思いますが、多くの方が求めるのは恐らく「温かみ」や「特有の歪み」といったところでしょう。

もう一点は、生楽器であれば、EQなどを多用せずとも馴染みやすくなること、ITBであればデジタル特有の質感を中和するなど、全体をうまくまとめてくれる接着効果。

1970~80年代の商用音源の質感、デジタル程のハイファイクリアではないが、特有の温かみや気持ち良さ、つまりは”ソレっぽさ”です。

そのあたりを求めている方には、とりあえず試して損はないプラグインと断言しちゃいましょう!

もう1点重要なポイントとして、テープエミュのメリットであるサチュレーションを得ることとトレードオフになりがちな、全体がぼやける、芯が無くなるなどは、ほとんど感じませんでした。

ジャンルやソースにもよるかもですが、デメリットよりもメリットの方が大きく感じる場面が多かったです。

CPU負荷

負荷は軽いです。マスタリング用のプラグインと考えると圧倒的に使いやすい部類では。

計測環境は以下のとおり。

  • OS ・・・Windows11 64bit
  • CPU ・・・AMD Ryzen 9 3900X [3.8GHz/12Core] 
  • メモリ・・・64GB [DDR4-3200 16GB×4]
  • DAW・・・Cubase Pro 12
  • バッファーサイズ・・・512samples
  • サンプリングレート・・・44.1kHz

※CPU負荷は、設定によって変化する可能性があるため、あくまで参考程度にとどめてください。

さいごに

テープマシンは数あれど、アナログ感が欲しい音源で、マスター段で使用するならAmpex ATR-102一択と思わせるほど良かったです。

良質なテープマシンプラグインをお探しの方、是非試してみてください。

イントロプライス88%OFFは激アツですね。

ではでは。

Ampex ATR-102の詳細はこちら

レジェンドマイクプリとコンプレッサーがひとつになったチャンネルストリップ、LA-6176 Signature Channel Stripレビュー欲しかった音、これ1台でOK。 Universal Audioの新製品、LA-6176 Signature Channel Strip...