音源

Gforce Software impOSCar2レビュー

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誰か専用コントローラー持ってないすか?

プラグイン界にはたくさんの魅力的なGUIがありますが、その中でもトップクラスにカッコイイシンセサイザーのひとつなのがimpOSCar2です。

あまり使っているという話を聞かないですが、なかなか骨太な質感で音も良く、他にない個性のある出音。

もうかれこれ約10年前にリリースされたシンセなので少々古さはあるものの、まだまだ頑張れるクオリティです。

※この記事は2020年6月4日に投稿されたものに、加筆修正したものです。

Gforce Software impOSCar2

Oxford Synthesizer Company社のアナログシンセサイザーOSCarをエミュレーションしたもので、第二世代。

とにかくユニゾンが超強力で、最大8Voiceを使用するとリード、ベースなどは突き抜ける太さに化けます。

デチューン、スプレッドを使用すればモダンなブラスやリードも作ることができますが、どちらかというと質感的に向いているのはビンテージアナログ系のサウンド。

コード・メモリー機能なども搭載しており、シンプルながらユニークな演奏も可能となっております。

初代はこちら。

GFORCE impOSCarレビュー【DEMOあり】イギリスのOxford社が1983年に発売したアナログモノシンセOSCarをソフトシンセ化したのが、GFORCE SOFTWAREのim...

音について

骨太な音で、太く存在感があります。少々ソリッドなアナログ系で、特にパッド、ベースなどが好みですね。フィルターの効きも良いです。

プリセットは1,000種類以上用意。

パッドやベースなど使える音が多く、「美しい」とまでは言えないものの、そのまま使えそうな良い感じの音色が詰まっています。

多くの音色にはアフタータッチによる音色変化が設定されているため、アフタータッチ搭載のキーボードで弾くと非常に楽しいです。

CPU負荷

CPU負荷はとても軽いです。数台立ち上げても問題なく使用可能ですね。

【負荷テスト環境】

  • CPU : AMD Ryzen 9 3900X Matisse [3.8GHz/12Core/TDP105W] 
  • メモリー : 64GB[16GB*4枚] DDR4-3200 [メジャーチップ・8層基板] Dual Channel 
  • ストレージ  : Intel SSD 660p Series [M.2 PCI-E SSD 2TB]
  • オーディオインターフェイス:RME FireFace UCX

サンプリングレートは44.1kHz、ビット解像度は24bitに設定しています。

さいごに

所々文字が小さかったりして、インターフェイス的には少々時代を感じますが、出音はなかなか他にはない質感なので、たくさんシンセを持っていても隙間を埋めてくれる存在。

余程音と見た目が気に入らない限り、ファーストシンせにはオススメしません。違いの分かるシンセ好きにこそ使って欲しいです。

ひとつ残念なのはimpOSCar2の専用コントローラー(発売時約10万円)はほぼ入手不可能ということ。プラグインで堪能するしかないですね。日本で誰か持ってる人いるのかな?

ではでは。

GForce Software impOSCar2

https://synthsonic.net/archives/arturia-ob-xa-v%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc.html

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