イギリスのOxford社が1983年に発売したアナログモノシンセOSCarをソフトシンセ化したのが、GFORCE SOFTWAREのimpOSCarです。
2002年発売なので、もう13年も前の製品。
古いですがインターフェイスがカッコ良過ぎるので、それだけで立ち上げたくなるんですよね。
そんな魅力を持ったimpOSCarをレビューします。
impOSCar
うん、なかなか良い感じですね。13年前でこれは良い。アナログ感もあり、ずっしりした独特の存在感もあります。デジタル臭さが無くて好み。
何故かCubaseで書き出しがうまくいきません。ピッチがおかしかったり、LFOが全体にかかったようなヨレヨレの音になっちゃいます。上記のDEMOの最初のブラスがこんな具合です。
実時間書き出しでは問題ありませんでした。何せ古いので仕方ないですね。
波形は13種類搭載しており、フィルターの質感がとても良い感じです。「FILT DRIVE」を全開にすると、音が太いまま明るくエッジが立ちます。
切り替え可能なインターフェイス
インターフェイスは全部で3種類。
立ち上げた時は鍵盤が出ていない状態です。この方がスリムで邪魔にならなくて良いです。
めちゃカッコイイ!コントローラーが話題に
かなり入手困難のようですね。コントローラーで117,000円(当時)。
936ポンドは現在の為替で168,000円です・・・円高ェ・・・。日本には入ってきてないようなので輸入するしか!
実機はこんな感じ
実機はやっぱりちょっと毛色が違いますね、うん。アナログですから当たり前ですが。
2,000台しか生産されていないので超希少です。
スティーイー・ワンダー、ジャン・ミッシェル・ジャール、オスカー・ピーターソン、アンダーワールド、オービタル等、名だたるアーティストが愛用していました。
さいごに
今更あえて使う必要もないかもですが、持ってるとマニアック感あって良いです。
昔のソフトシンセだけあって、なんとパスワードを入力すれば使えるようになるという男気仕様。
アクティベーション?何それ美味しいの?時代を感じますね。
動作軽く、インターフェイスはわかりやすいです。
使いどころは出音が太いのでシンセリード、ブラス、ベース等の主役になれる音やシーケンスフレーズなんかでも良さそう。馴染みも悪くありません。
パッドもなかなか味が有って良い感じで鳴ってくれます。
内臓エフェクターは流石に古臭さを感じるので、外部でかけたほうが良いですね。
2はプロパーで買えますが、初代を欲しい方はヤフオクか中古楽器店で狙いましょう!
それでは今日も楽しいシンセライフを!