Loopcloudが5.3にアップデートを果たし、同時にLoopcloud DRUMも1.5に進化しました。
今回の注目すべきポイントはドラムツールの「Loopcloud DRUM 1.5」の大幅刷新です。
Loopcloud 5.3
Loopcloud自体に大きな変更は無いようですが、サイドバーにお気に入りボタンが設置されたり、使い勝手が向上しています。
Loopcloud DRUM 1.5
一見、普通の16パッドのドラムシーケンサー/サンプラーですが、Loopcloudと紐づけられているところがポイント。
個人的に便利だと感じるのが、ランダムに音色をチョイスしてくれる機能です。
例えばスネアドラムを変更したいと思った時、通常のランダマイザーであれば全く違うサウンドになったり、膨大なサウンドから検索するのは非常に時間がかかり骨が折れるものです。
SAMPLE RANDOMISERを使用すると、ユーザーが所有しているサウンドからタグ付された同じような音色を提案してくれるので、自分で手間が省けるんですよね。
一度呼び出した音色は左右の矢印(<< >>)で切り替えできるため、いくつか読み込んだあとで比較しつつ決定できます。
もちろん、自分で狙っていなかったサウンドでも鳴らしてみたら意外とハマったということもありますよね。そこの含めて非常に効率的かつインテリジェンスです。
キットごとランダマイザーに任せることも可能です。
お気に入りのサウンドから構築されるドラムキットなので、自身の好みに近いものが提案される可能性は非常に高いというわけです。
まさにドラムサウンドの再発見ですね。
新しいエクスポート・オプションも搭載
- フルオーディオのミックスダウンまたは個々のステムをエクスポートする
- シーケンスのMIDIファイルをエクスポート
- 単発サンプルのエクスポート
DAWとの連携もさらに磨きがかかっており、これまで以上にシームレスなワークフローが実現します。
さいごに
制作をし続ける方にとってはこれほど心強いサービスもないのかなと思います。
サンプルの充実ぶりに目が行きがちですが、Loopcloud DRUMのようなソフトウェアや、Loopcloudのプラットフォーム自体もかなり使いやすいので、まずは無料で試してみてください。
今、Loopcloudに登録すると、ディストーションプラグインkiloHearts「Ditorition Snapin」(3,000円相当)が無償提供されます。