通しただけで音が良くなる?どこのアウトボード?・・・プラグインだと!?
ちょっと高価ではありますが、効き目は最高で各方面で「まるで魔法のよう」を言われているエフェクトプラグイン、ZenaptiqのINTENSITYをレビューします。
いわゆる音が良くなる(良くなったように聴こえてしまう)ので、かなり中毒性が高く、やりすぎ注意なプラグインの筆頭格。
ではでは、音声デモを交えてのご紹介です。
※この記事は2019年10月11日に投稿されたものに、加筆修正したものです。
音を自然に明瞭にする Zynaptiq INTENSITY
INTENSITYは、マスタリンググレードのオーディオプロセッサーで、ミックスやマスタリングでの使用を想定したプラグインとなっています。
一般的に「顔認識アルゴリズムで使用される技術」をベースに構築されたプラグインということで、既にすごそう。
音本来のディティールを引き出し、知覚されるラウドネスと密度を高め、有りえない明瞭さをもたらすという、もう未来しか感じない設計です。オラワクワクすっぞ!
内部処理はAIで制御されるために、基本的には1つの操作でグッと音が良くなるわけです。
音デモ
ドラム、シンセ、ピアノに使用してみました。
[LVL COMP](音量を変わらないようにする)はONにしてあります。
Dry⇨INTENSITY(+0.20)⇨INTENSITY2段がけ(+0.20)(+0.10)
ドラム
シンセサイザー(Sylenth1)
ピアノ(SampleTank 3)
ンギモチィィィィッ!!素晴らしく明瞭になります。
こういった類のプラグインの中では群を抜いて上品な質感で高級な音。
1段で+0.30するよりも2段がけした方が良い結果が得られました。
ただ強くかけすぎるとダイナミクスが失われて、ベチャっとなりがち。
余程狙いがある以外はやり過ぎ注意ですね。
あとはグラフィッックEQをしっかり調整すること。
元からハイファイなソース、歪みが強いソースなどでは効果が分かりづらいと感じました。
負荷
負荷は高めです。
Studio OneのパフォーマンスモニタではCPUの15%~20%ほど使用します。こまめに書き出すなどする必要があるでしょう。
計測環境はこちら。
- OS・・・windows10 64bit
- CPU ・・・Intel Corei7 3.2G
- メモリ・・・32GB
- DAW・・・Studio One 3
- Audio I/O・・・Solid State Logic SSL 2
- バッファーサイズ・・・512samples
- サンプリングレート・・・44.1kHz
さいごに
使用する前と後を比較すると、使用した方が自然に聴こえるという魔法のような中毒性。
基本的にシンプルな操作なのですが、INTENSITYとBIASだけではなく、調整をしっかり、深くかけ過ぎない使い方で実力を発揮すると思います。
少々高価ではありますが、その効果は十分にあるハイクオリティなプラグイン。
滅多にセールはやらないので、セールを見かけたら即買いオススメ。
ではでは。