昨年の12月に通常$19が$1という破格のセールが行われていたので思わず買ってしまいましたw
安かろう悪かろうでもいいやって思っていたんですが、一体どうなんでしょうか。
STA Preampとは
名前の通りプリアンプですから、音を増幅させて質感を付加します。要は音が太くなります。
「空気感を付加したい」とかではなく、音に温かみや太くする方向です。
操作はいたってシンプル。Preset、Modeからタイプを選ぶのと、真ん中のSaturationの調整のみ。あとはメーターイン・アウトの切り替えくらいです。
- Preset・・・Vintage Tube、Presence Tube、Modern Tube
- Mode・・・Vintage、Presence、White、Brown、LoFi
Presetを選択するとModeはそれぞれ連動します。
※Vintage→Vintage、Presence→Presence、Modern→White
Brown、LoFiはPresetにないのでそれぞれModeにて選択する必要があります。
真ん中にあるのがSaturation。歪みを加えます。ただし、レベルをある程度突っ込まなければ効果は薄いです。強くかけると歪みが強すぎるのでうっすらかけると良いでしょう。
効果検証
Sylenth1のノコギリ波で検証。
緑=Dry 赤=Wet です。山吹色が重なっている部分。
赤くはみ出ている部分が変化した部分です。
Vintage Tube Vintage
Vintage Tube Presence
40Hz以下を緩やかに付加、中域をうっすらカット。6kHzより上が付加され、18kHzより上はカットされています。
Vintage Tube Brown
ハイだけをカットした感じです。
Vintage Tube LoFi
わずかですが、Brownよりもハイ成分がカットされています。
効果が薄いので5つかけてみた
Modern Tube×5台
重ねまくったらどうなるのかやってみました。
Modern Tube White
がっつり効果でたwハイがさっくりカットされていますが、肩が持ち上がってます。このあたりがキャラクターになります。
Modern Tube Brown
3kHzくらいから上がゆるやかにカットされてます。Brown、LoFiはローパスですね。
さいごに
安いので買っても良いかと思いますが、しっかりしたサチュレータープラグイン持っている人は買う必要ないかも。
質感は悪くないです。こういったモノを全くもっていないけど試してみたいって方は安いので買っても良いと思います。
CPU負荷ですが、体感的には軽いけど、メーターの視覚的にはしっかり負担かかってるので心理的に爆軽でもないかなw
トラックでもしっかりとした効果を出したい場合は複数台重ねがけすると良いでしょう。
そもそも「プリアンプ」なので、バスやマスターに使う用途で作られているでしょうからそれで良いのかもしれません。そういった点では効果薄いのもうなずけます。
使い方として、チップチューンを作るときファミコン音源vstは音質が良すぎるので、LoFiかけると良い感じになるかも?なんて考えましたけどどうでしょうか。
頻繁にクーポン配ったりしてるので、定価は$19ですが、安く買えるチャンスはあると思います。
ではでは。