エフェクター

Black Rooster Audio BlueAsh/BlackAsh SC-5レビュー

スポンサーリンク
   

※本サイトでは、アフィリエイト広告を利用、またはプロモーション記事が含まれている場合があります。

優良なデベロッパーはハズレのプラグインがないので、ひとつハマると芋づる式に手を出してしまうのがDTMerの性というもの。

そんな優良デベロッパーのひとつが高品質プラグインのリリースを継続している「Black Rooster Audio」。

今回紹介するSC-5シリーズは、個人的にはさっぱり塩ラーメン的な立ち位置のコンプレッサーです。

Black Rooster Audio BlueAsh/BlackAsh SC-5

1970~80年代にリリースされた、ヴィンテージVCAコンプレッサー/リミッターAshly SC-50のブルーフェイス、ブラックフェイスバージョンをそれぞれモデリングしたプラグインです。

ダイナミクスを活かしたコンプレッションがウリのコンプレッサーで、実機はボーカルトラックによく使われたとのこと。

スレッショルドがないので、インプットゲインでコンプ量を調整します。右クリックでツマミを動かすとアウトプットゲインもリンクしてくれるので、音作りしやすいです。

ブルー、ブラック双方に言えることですがカラっとドライな聴き心地で、料理で言うと塩でグッと引き締めてくれる感じ。

スーパーで売ってる塩ではなく、お取り寄せの高級感のある塩味です()

挿すだけで気持ち良くなるコンプとは方向性が異なりますが、使用前使用後でトラックへの馴染みが各段によくなります。

BlueAsh SC-5

BlueAshは、明るめのサウンドでありながら、マイルド柔らかな効きなので、オールマイティに使えそう。

マスターにも使えそうな質感。

BlackAsh SC-5

Blueと比較すると少々暗めのサウンドですが、パンチ感のあるヴィンテージサウンドです。

低域も引き締まるのでドラムサウンドなどに相性が良さげ。

なお、BlackAshには外部サイドチェインスイッチが搭載されています。

CPU負荷

BlueAshとBlackAshの負荷は同じくらいです。

  • Windows 10 64bit(AMD Ryzen 9 3900X 3.8GHz 12コア)
  • メモリ 64GB
  • オーディオインターフェイス:RME UCX

バッファーサイズは512samples、サンプリングレートは44.1kHzです。

さいごに

双方ともにダイナミクスをしっかり保ったまま、アナログを感じられるコンプレッションをしてくれるので、色付けをせずに引き締めたい場合に重宝しそう。

「なんだか馴染みが悪いけど、ダイナミクスを保ちつつ、あまり色付けしたくない…」というトラックに挿すと解決するかも。

コッテリ系のコンプが欲しい場合は他のプラグインが良いかもです。

さすがはBlack Rooster Audio、ハズレなし。

ではでは。

BlueAsh SC-5

BlackAsh SC-5

https://synthsonic.net/archives/52529763.html

https://synthsonic.net/archives/black-rooster-audio-magnetite%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc.html