音源

BeatSkillz Retro Hitレビュー

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音色はビンテージ、質感はモダン。

80年代サウンドを構築するには、レトロな音楽の作法を守りつつ、新しさを取り入れる必要があります。

その中でも、雰囲気を決定づける重要な役割を担うのがドラムサウンド。

加工されたサンプルを使うのもひとつの手段ですが、プラグインを使用すれば、より細かく打ち込むことができるし、加工も容易ですよね。

そこでご紹介したいのがRetro Hit。

ただ、古いドラム音色を詰め込んだだけではなく、モダンなサウンドに馴染む加工が施されているので、今風の80年代サウンドを作るうえで即戦力となるドラム音源なのです。

BeatSkillz Retro Hit

Retro Hitは、80年代のビンテージドラムマシンであるEMU SP12、OB-MX、LINN DRUM、Fairlightなどのサウンドを、現代の80’sリバイバルに合わせて即戦力として使用できるように味付けをしたドラム音源をコンセプトに作られました。

NEVE 1073やAPI 2500、Drawmer 1978などのアウトボードが使われています。

インターフェイス、操作性はいたってシンプル。

音について

聴いたことのあるドラムマシンサウンドがほとんどで、音色自体に新鮮さはありませんが、特徴的なのは質感です。

10kHz付近以上が強調されている、高域を強調するようのな加工がされているものが多く、まさしくコンセプト通り、80年代の音で現代の質感。

まさしく、古くも新しいサウンドに仕上がっています。

音色自体がビンテージなので、アナログの温かみの気持ち良さを求めてしまいがちですが、Retro Hitの音作りは逆なんですよね。

音源単体で聴くとキンキンしていて金属感のあるように聴こえるので、ハイファイなシンセサウンドに合わせると驚くほど馴染みが良いです。

なお、自分で加工したい人のためにドライなサウンドも収録されていますが、Retro Hitの質感が苦手であれば他の音源でも良いでしょうね。

なお、唯一搭載されているエフェクトのリバーブは、80年代リバーブの感じが最高に出てます。

CPU負荷

負荷はとても軽いです。

計測環境です。

  • OS・・・windows10 64bit    
  • CPU ・・・Intel Corei7 3.2G    
  • メモリ・・・32GB   
  • DAW・・・Studio One 3
  • Audio I/O・・・Solid State Logic SSL 2
  • バッファーサイズ・・・512samples
  • サンプリングレート・・・44.1kHz

さいごに

ハイファイサウンドに馴染むので、単体で聴くより楽曲に合わせてみることをオススメします。

音色というより、質感が気に入るかどうかがキモですね。

ではでは。

Retro Hit