音源

Roland SH-101をエミュレートしたD16 LuSH-101レビュー

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SH-101のエミュやサンプルは有償無償含めたくさんあります。ワンポイントでSH-101の音が欲しいのであればフリーでも良いのかもしれませんが、納得のいくデキのものとはなかなか出会えません。

今回紹介するLuSH-101は、SH-101をエミュレーションしただけにとどまらず、SuperSawなども搭載しスタンダードなシンセとして昇華したプラグインです。

リリースされてから時間が経っていますが、今でも十分に、今だからこそしっかり使えるシンセだと思います。

Roland SH-101をエミュレートしたD16 LuSH-101

 

1983年に発売された、Rolandのアナログモノシンセ。1983年といえば、YAMAHAからDX7が発売された時代です。

非常にシンプルな作り(VCO→VCF→VCA→LFO→ENVがそれぞれ1系統ずつしかない)で、シンセサイザーの教材にもなっていました。今で言うシンプル版GAIAみたいな位置づけですかね。

音は、Rolandらしい明るく抜けの良い元気な感じで、モノということもありリードやベースなどによく使われたイメージがあります。 

乾電池駆動が可能で、ショルダータイプにもなるのでライブでも活躍しました。カラバリはグレー、ブルー、レッドの3種類。プロ仕様ではなく、どちらかというとエントリーユーザー向け、シンセの裾野を広げる戦略機種だったのかなと。

実機を元に大幅にパワーアップ

一方、LuSH-101は実機よりもかなり多機能にパワーアップしています。同時発音数が多かったり、エフェクターが搭載されているのは他の実機エミュにもよくあるパターンですが、実機にはなかったSuperSaw波形や、ハイパス・バンドパスフィルターを搭載していたりで、別物といってもいいくらいに高性能化してます。

SuperSawを使用してJP-8000のような音作りもできちゃうので、ざっくりとしたイメージは「SH-101の音を再現しつつ、めちゃくちゃ多機能にしちゃいました」的シンセ。パワーアップはしているものの、決してSH-101の色を失うことなく正当進化しているところに好感が持てます。

使いやすいRolandの音

 

スタンダードで使いやすい音です。 プリセットは1,600以上あるので必要十分。EDM系ではなくアナログシンセ系の音色が多い。

フィルターの挙動などもSH-101の特徴が再現されていていい感じです。それから、波形をレイヤーさせた時のにじみ方がデジタル臭くないんですよね。なんというか、Rolandっぽい(プラシーボかもしれんけど)もちろんSH-101はモノなんですが、そのあたりはJP-8000などのポリシンセを参考にしているのかもしれません。(SuperSawも実装してるし) 

アナログ臭い!というよりも、ハードっぽい音だなという印象をうけました。適度な太さと適度なハイファイさを併せ持った音質が楽曲と混ざりやすく使いやすいです。他のシンセでは代替えできない部分だと思います。

本家と比較してどうなの?

sh-101_plug-out_grey_gal

SH-101のエミュはフリーでもたくさんあるのですが、本家Rolandからもプラグイン化されてます。

価格はちょっと高めで15,000円ほど。ただ、SH-101を忠実に再現しており、音の完成度はピカイチです。アナログ臭さもあってソレっぽい。さすがは本家といったところです。

LuSH-101の方が多機能ですが、純粋にSH-101の音が欲しい!って方は本家の方が良いかもですね。System-1などでPlug-Outとしても使えるし。

ただ、Skinのサイズ変更で大きくすると画像荒くなるのが残念・・・。LuSH-101はどんなに大きくしても美しいままなんですよね。

負荷は高めでGUIは直感的とは言えない

 

5

弱点も書いておきますね。

Follow Himっていうプリセットを4音弾くとこんな感じ。音色にもよりますが、メーターの半分以上になるプリセットもあってビビります。

負荷がかかり過ぎている場合は、音数を減らしたり、エフェクトを切ったりすると良いでしょう。

最近のPC性能の飛躍により普通に使えるようになってますが、リリースされた当初はヤバかったんではないかと思われ。だからこそ今活躍できるシンセなのかなと。

当方の環境です。

OS・・・windows10 64bit
CPU ・・・Intel Corei7 3.2G  

メモリ・・・32GB  

慣れるまでは使いづらい

見た目は凄く良いです。キレイなグラフィック。難しいというわけではないのですが、直感的ではないのが難。

パパッと頭に入ってこないんですよね。慣れが解決するとは思いますが、とっつきにくさはあると思います。といいつつも、SynthMasterよりは全然マシです。 

GUIについては紆余曲折あったようで、最初は本家に似すぎてて変更した経過もあったみたい。結果的に今のGUIもカッコイイですけどね。

D16 Group、久しぶりの新作ソフトシンセサイザー - Sine Waveに乗せてってD16 Group、久しぶりの新作ソフトシンセサイザー – Sine Waveに乗せてって

 

さいごに

SH-101のエミュレーションというよりは、幅広くスタンダードに使えるRolandな音のヴァーチャルアナログシンセです。

Rolandの音が欲しい時に自然と手が伸びますね。クセがないので扱いやすいんです。プリセットも使えそうなものが多いので、即戦力として仲間に加えてはいかがでしょうか。

 
本家からリリースがあったためか、最近頻繁にセールしてる気がします。良いシンセなので試してみてください。
 
ちょっと負荷が高い、意外とGUIが直感的でない部分以外は非常に良いシンセです。
 

ではでは。

購入はこちら⇒D16 LuSH-101
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