Atmosphereに引き続き、懐かしシンセシリーズです。
ベース音源の代名詞とも言える、Trilianの前身の音源です。
現行のTrilianが上位互換してまして、Trilogyはディスコンとなっています。名前はこちらの方が好きだったなぁ。
32bit環境などPCスペックにお悩みの方は使ってる方も多いかもですが、知らない世代も多いんじゃないかなwシンセの歴史として資料的な意味も込めて書き記しておきます。
TRILOGYとTRILIANの違い
Atmosphereの記事で書いた違いとほぼ同じなので、参照してください。
Omnisphere の前身 Atmosphere レビュー【SpectraSonics】 : SynthSonic
・サウンドエンジンがUVI製
・圧倒的に軽い
・32bitオンリー
・インターフェイスが1つしかない
・エフェクトなし
・立ち上げたときの音が異なる
・音出すとロゴがアニメーションする
一際違いが光るのは軽さ。
Trilianになってすっかり大容量プラグインになってしまいましたが、Trilogyは軽い軽いw
巨大容量のラウンドロビンするウッドベースとかがありませんからね。リアルさにはかけますが、ざっとベース打ち込みたい時にはCPU的にも精神的によろしいです。
用途によっては、リアル過ぎないのが良いという場合もありますし、シンプルにベース音源として使いやすい。
あんまり使う人いないかもしれませんが、ノコギリ波とかも太いのでシンセリード音源としても使えるみたい。
インターフェイスもAtmosphereとツマミの形状こそ違うものの、全く同じ。そして1種類です。シンプルで好きですけどね。グラフィックはウッド調で高級感あります。
音について
TrilogyはUVIサウンドエンジンを使用しているため、Trilianとは出音が違ってきます。
ってか音色によってはまったく違う音になってるwそれにTrilianに入っていない音色も多数見られます。
容量はTrilianの34GBに比べて1/10の3GB。今でこそ少なく感じますが当時は巨大ライブラリでした。その分音色の数も少ないですが、使える音色が厳選されていて、変わりダネが少ない印象です。
音のキャラクターも無駄に太くなくて馴染みます。
本家サイトで音聴けます。
さいごに
リアルさはTRILIANに及ばないものの、軽くて使いやすいベース音源として好きです。曲にも馴染みます。
エレキベースからあらゆるシンセのベースまで、高クオリティで収録しているベース音源シリーズとしては、唯一無二で、Trilogyを超えるのはTrilianしかないくらいのブランド力を誇っています。
そのうちTrilian2とか出るのかな?とか思ったりしますが、必要性は感じないですね。その前にStylus2?
あえてTRILIANが欲しいという特殊な方はヤフオクとかで狙うしかないでしょう。望みは薄いですが。
たまにはこんな記事もいいんじゃないかな?
ではでは。