u-heが現在開発中のRePro。シーケンシャル・サーキットのpro-oneをエミュレートしたバーチャルアナログモノシンセです。
リリースは2016年中ということですが、ベータ版が現在無料配布中で、5つのフィルターについてアンケートを集計してます。
肝心の音ですが、さすがはu-heといったところ。実機に迫るという評判をあちこちで見かけます。例によってCPU負荷も高いわけですが、実際従来のProphetエミュシンセとどう違うのかカンタンに検証してみました。
※2016年12月15日追記
Repro-1リリースにつき書きました⇒記事
オシレーター比較
ArturiaのPrpphet-Vと素の波形を比較してみました。Prophet-VはPro-Oneのエミュではありませんが、中身はPro-Oneが5台搭載されているシンセなので同じと考えて良いでしょう。
それぞれのノコギリ波をVoxengo SPAN Plusで重ねて比較してみます。色が変わっている部分が違いです。
緑色がReProです。DivaはArturia mini(moog)で比較したのですが、高域はmini(moog)の方が出てました。今回はReproの方が高域が出るという興味深い結果に。
フィルター比較
Prophetと言えば、なんといってもキレの良いフィルターです。
効果がわかりやすいようにレゾナンス全開で、カットオフを調整。効きの度合いが違いすぎるので、波形が同じ位置にくるよう調整してます。
ReProのフィルターは恐ろしいほどキレが良くて、現存のソフトシンセで最強クラス。耳が痛いくらい発振します。
フィルターにもキャラの違いが出ていて、高域に特に違いがあります。カットオフの位置は次の通りです。
※下段のエンベロープはそれぞれ無視してください。
RePro
Prophet-V
ReProはカットオフにまだまだ余裕がありますね。効き具合も良いですし、何度も言いますが本当にキレがスゴイ!
さいごに
Divaも良かったですが、ReProも良いですね。波形の粒立ちが良くて、フィルターもハンパないので、またまた色んなシンセを駆逐することになるのかもしれないw
Arturiaは抜けがイマイチだったんですが、ReProはハイが出てるだけあって更にソレっぽいです。
ただ、一番気になるのは、リリースされるときもPro-Oneのエミュレートでモノのままなのかってこと。やっぱProphet-5のエミュレートとして出して欲しい!CPU負荷極悪でもイイから!(良くない
期待しましょうw
購入はこちら⇒u-he Repro
※2016年12月15日追記
Repro-1リリースにつき書きました⇒記事