Roland Cloud4.0がリリースされました。
今回のバージョンアップでは、RolandのレジェンドシンセサイザーJupiter-8、Juno-106に加えて、System-8が登場。全てACBテクノロジーを使用したvstiで、SH-101などと同様のPlug-Out対応となっております。
早速触ってみましたのでレビューしていきます。
Roland Cloudって何?って人はこちらをどうぞ。
【Roland Cloud】Rolandが次世代テクノロジー「RainLink」をひっさげてプラグイン事業に本格参入 : SynthSonicLegendaryシリーズとしてカテゴライズ
日本国内でもリリースされている、Plug-Outシリーズ(System100、System-1、SH-101、Promars1、SH-2)はAIRAのカテゴリですが、Roland Cloudでは新たにLegendaryシリーズとして新作のJupiter-8、Juno-106を加えた6つのシンセがカテゴライズされています。
・Jupiter-8
・SH-101
・Juno-106
・System100
・Promars
・SH-2
で、AIRAシリーズは今回リリースのSystem-8とSystem-1の2つとなっています。
音の再現度はさすがの本家
本家だけあって、「おおそれっぽい!」という音です。なにはともあれ実機っぽい音がします。これはArturia Jupiter-V2との比較ですが、GUIは本家の方が繊細な感じですね。Anthorogyシリーズと比べると気合入ってます。
音については、Arturia版と比較すると本家のほうが抜けが悪く、古く感じます。これは、本家がショボイというわけではなくて、Arturiaは実機よりも明るくデジタルっぽい音なので、抜け悪いほうが実機に近い音なんですよね。
ArturiaはMoogでも他のDivaなどと比較しても明るめの音なのです。
Arturia V COLLECTION 3 全部レビュー 【デモあり】 : SynthSonicフィルターなどの挙動が素晴らしい
オシレーターもさることながら、フィルターの味付け、挙動は実機そのもの(実機触ったことはないけど)。特にJuno-106のパッドとかちょっと感動してしまったwこれやったら実機要らんやないかい!って思えるほどです。
負荷が高過ぎる
ただ非常に残念なのは、負荷が高すぎること。これはちょっと気軽に使えるレベルではありません。今回リリースされた3つのシンセのvstパフォーマンスを見てみましょう。
Jupiter-8
Juno-106
System-8
これ音出してないですからね。音色によってはreal-time peakを振り切ってしまってバグります。Repro-1やAvengerなんかよりも負荷は高いです。
ウチの環境です。
メモリ・・・32GB
Plug-Out前提か
Plug-Outできるハードをもってないのでわからないのですが、そういうことなんでしょうかね。ハード買わせる作戦か!ではなくて、プラグインでも使えるようにしときますよ、的な。でも、もう少し負荷を改善して欲しいなぁ・・・。期待します。
まぁ「最新のシンセ」と考えればCPUなど環境の進歩に期待するしかないですね。
Plug-Out導入されている方、負荷などの部分を教えて頂けると嬉しいです。一度D/Aしたりすると質感も変わりそうだし、そちらの方も気にはなってます。
さいごに
いやーリリースのペースが想像以上に早くて良いですね。ってか日本版はよ!
プラグインも良いですが、JVやJDがリリースされるであろう、クラウド音源のAnthorogyシリーズが待ち遠しいです。
今後も目が離せないですね。
ではでは。