ソフトシンセとして長い歴史を持つ定評のあるシンセです。ご存知ない方にもわかって頂けるように書いていきます。
Discovery Proとは
Discovery Proは、Clavia「Nord Lead」にインスパイアを受けて制作された、2オシレータのヴァーチャルアナログシンセサイザーです。リリースされたのは8年くらい前だと思うので、ベテラン選手ですね。
前バージョンに「Discovery」があり、パワーアップさせたのがProです。現在もディスコンにならず共存しております。
Nord Leadの特徴のひとつ、木製ピッチベンドレバーも再現してあるのが面白いですね。
実機のインターフェイスです。ほんとソックリ。
実機とほぼ同じ位置にツマミがあるので、Nordユーザーは労せず使いこなせるようになるのではないでしょうか。
Discoveryと比較して、オシレーターは7種類から12種類(バーチャルアナログ8種、ウェーブオシレーター4種)へ、フィルターは6種類から12種類へ倍増しています。見た目ではそんなに変わってるように見えませんが、音作りの幅がかなひ広がっています。
60以上のバンク、5,000以上のプリセットを擁しているのも嬉しいですね。
音について
スタンダードでクセがない、素直なシンセです。
アナログ感タップリでもなく、EDM寄りという分けでもありません。ちょっと懐かしめのシンセと感じる部分もありますが、素直で使いやすい音。普遍的なサウンドです。
Nord Leadとは別物なので比べるのはどうかと思いますが、実機の突き抜ける感じはほどほどで、扱いやすい印象を持ちました。
操作においては、レイアウトが同じなのでNordユーザーは即馴染むことができるでしょう。
負荷
負荷はそれほどでもありませんが、和音を鳴らすと結構負荷ありますので、音数が増えてくるとCPUとの相談になります。
単音で使用する分には気にならない程度だと思います。安定感は抜群でさすがのベテランシンセ。
音作りをしている最中も負荷を感じされるようなことはありません。
NordLead2の音色をインポート/エクスポート可能
以前ぼくが使用してたNord Rack2Xです。HDDから画像発掘しましたw
Nord Lead2/2XのsysEX(システムエクスクルーシブ)データが使用可能です。
プリセットにNord Lead2、2Xの音色が入ってます。
実機が手元にないので比較できないのが残念ですが、かなり良い線いってると思います。フィルターの感じなんかはソックリです。
さいごに
いかがでしょうか。
伝統的なシンセサイザーレイアウトということもあって、一度慣れてしまうとサクサク音作りができるのは非常に快適です。
スタンダードでクセがないシンセサイザーを求めている方には間違いなくオススメできます。
NordLead/Rackの音色資産を活かしたい方は一択ですね。
価格は18,360円となっています。
ではでは。
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株式会社銀座十字屋 ディリゲント事業部
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