音源

Roland Cloud(ZENOLOGY)を分かりやすく解説してみた

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俺(ハード)か、俺以外(ソフト)か。

Rolandから新たな音源システム「ZENOLOGY」が発表されました。

あまりにも大型アップデートだったので、とりあえずストップしていたサブスクを復活w

しかしこのRoland Cloud ZENOLOGY、何だか超凄そうだけど、よく分からん!という方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために分かりやすく解説してみたいと思います。

Roland Cloud

今回パワーアップしたRoland Cloudの特徴。

  • Rolandの歴代ほぼ全てのシンセ音色がプラグイン(DAW)で使用可能
  • Juno-106コーラスなどエフェクトの名機が使用可能
  • XV-5080などのプラグインがサブスクしなくても単品購入できる
  • Jupiter-X(Xm)、Fantomシリーズとの音色を相互にやりとり可能
  • 日本での正式リリース
  • 有料プランは3タイプ。使える音色の数、シンセの数が異なる
  • ZENOLOGY PROは今秋リリース予定
  • 今後も音色が続々追加予定

ちょっと偏った書き方かもですが、ざっくりこんな感じです。

ZENOLOGYは、ZEN-Core Synthesis Systemのソフトウェア版。よって対応機種ではすべての環境で同じ音色を使用可能となるわけです。

1台の楽器でさまざまな音色を演奏可能になる、Roland「ZEN-Core SYNTHESIS SYSTEM」発表!

ハードウェアを買わないと使えない…と諦めかけていたユーザーも多いのではないかと思います。これは嬉しいですね。

目玉は、縦横無尽にRolandの音色が使用可能なZENOLOGYのリリースと、待望の単品購入です。

ZENOLOGY

ZENOLOGYは誤解を恐れずに言うとArturiaのAnalog LABの様な存在です。

Rolandならではの音色がズラリと揃っています。[JD Piano]なども。

使い勝手と負荷を抑えるためなのか、必要最低限な無骨なインターフェイスですね。NEXUS3を彷彿します。

とにかくプリセットを選択することに特化したGUIという感じがします。

すでに、ZENOLOGYの拡張音色としてXV-5080の音色が使用できるようになっています。

今後はZENOLOGYベースで拡張音色がリリースされていくのではないでしょうか。

で、音作りを突っ込んで行う場合はそれぞれ単品のプラグインで行う、というようなイメージ。

Junoコーラスなどエフェクトがいくつか使えるのですが、リバーブが見当たらなかったので、今後搭載されるのかもしれませんね。

音色にもよりますが、負荷はまずまず重め。

これは負荷が高めの音色なので、概ねこれの半分くらいの印象ですね。

  • Windows 10 64bit(AMD Ryzen 9 3900X 3.8GHz 12コア)
  • メモリ 64GB

今秋には、Pro版がリリースされるとのことです。インターフェイスもより多機能になるみたい。※開発中につき変更の可能性あり

各拡張音源は専用のGUIが用意される予定。シンプルではあるものの色は実機を意識したものになっていますね。

Freeプラン(無料)でできること

とりあえず無料でできることをまとめておきます。

  • ZENOLOGY Liteソフトウェア・シンセサイザーが使用可能
  • ハードウェア用に用意されたサウンドパックの入手
  • ソフトウェア・インストゥルメント、サウンド、パターンのLifetime Key(単品)の購入
  • Ultimateプランの30日間の無料トライアルが付帯

一つ一つ見ていきましょう。

ZENOLOGY Lite

上で紹介した、ZENOLOGYのLite版。使用できるのは176音色のみです。とりあえずどんなものか試すには十分かなと思います。

Jupiter-X(Xm)やFantomで使用できるサウンドパック

ZEN-Core Synthesis Systemを搭載した実機を持っている方には嬉しいサービスですね。

単品購入(Lifetime Key)できるようになった

個人的にも待ち望んでいた単品販売が開始されたました。嬉しい方も多いのではないでしょうか。

なお人気のXV-5080は$129です。サブスク嫌いな方も納得。

「音の宇宙」という表現がRolandらしくて良いですね。

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Ultimate(最上位)プラン30日使用可能

とりあえず30日間はガッツリ全機能が使用可能です。

  • ZENOLOGY Proソフトウェア・シンセサイザー(後日公開 *)
  • ZENOLOGYのすべてのModel Expansion機能(後日公開 *)
  • Lifetimte Keyの購入
  • ZENOLOGYで使えるすべてのサウンドパック
  • Legendaryシリーズのソフトウェア・インストゥルメンツのすべて
  • SRXシリーズのソフトウェア・インストゥルメンツのすべて
  • Anthology、Tera、Flavr、Drum Studio各シリーズのすべて
  • サウンド・コレクションPatches and Patternsの入手

※ZENOLOGY Proソフトウェア・シンセサイザー公開前まではZENOLOGYソフトウェア・シンセサイザーをご利用いただけます。

これは一度試してみる価値はありますよね。要らなければ30日で止めればいい。

さいごに

とてつもないボリュームです。Rolandファンは使う以外の選択肢ないのではないでしょうか。

ソフトウェアの管理はRoland Cloud Managerで行われるため、最新のリリースなどの通知をしてくれるのでうっかり見逃すなんてことはありません。

また、ソフトウェア・アップデートが自動で行われるため、常に最新の状態を保ってくれるとのこと。煩わしい作業がなくなりますね。

ついに完成の域に来たなという感想とともに、新時代を感じさせるサービスなので、今後の展開に期待したい。

ではでは。

Roland Cloud

ZEN-Coreが使用できるハードウェアも合わせてどうぞ。

ROLAND JUPITER-Xm

ROLAND / JUPITER-X

FANTOM-6 ROLAND

ROLAND / FANTOM-7 MUSIC WORKSTATION

ROLAND / FANTOM-8 MUSIC WORKSTATION