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ADAM Audio SP-5レビュー

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この音を知らないのは人生損してるかもしれない…。

A7Xなど業界屈指の人気を誇る、高品質なモニタースピーカーをリリースするADAM Audioのヘッドホン、SP-5をレビューします。

以前、モニタースピーカーをお借りしてからすっかりADAM党になってしまい、今回もお願いして、お借りすることができました。

かなり高価なヘッドホンなのでどうなのかな?スピーカーは良いけどヘッドホンも同じ様に良いのかな?というのが試す前の印象でしたが、結果は期待の遥か上を行く製品でした。

それではレビューです。

ADAM Audio SP-5 評価

第一印象はとにかくクリア。レンジが広く、まるでスピーカーで聴いているかのような質感です。

各項目、★5つで満点とします。

  • 高域音質・・・・★★★★★
  • 中域音質・・・・★★★
  • 低域音質・・・・★★★★★
  • 解像度・・・・・★★★★★
  • 音場の広さ・・・★★★★
  • 音の艶・・・★★★★
  • モニター・・・★★★★★
  • リスニング・・・★★★★
  • 本体の高級感・・★★★★★

※あくまで筆者の手持ちのヘッドフォンと、今まで使用した製品との相対的評価です。今後使用していく過程で変化する可能性はありますので参考程度にとどめてください。

フラットでモニター的。それでいて、気持ち良さを損なわない「ADAMらしい音」です。粒だちが良くフラット。

ADAMのスピーカーといえば、ツイーターによる高域の抜けを連想しますが、SP-5も同様に素晴らしいです。

低域はグッと締まっていながらナチュラルで高品位。サウンドをしっかり支えます。

中域は控えめなせいか、見晴らしが良くクリアに感じられました。

以上のことから、音が混み合ったソースでも音の層が見えるレベルで鳴らし分けしてくれるので、モニター的に発見があり、聴き慣れたソースでも聴いていて楽しめるという嬉しい体験も。

ただ一点、高域が素晴らしい反面、僅かに刺さるかな?と感じる場面がありました。かと言ってバランスが悪いわけではなく、この辺は好みなのかなと。

なので、人によって、ソースによっては聴き疲れする可能性があります。

ただ、高域がうるさいというわけではありません。粒立ち良くしっかり聴き取れると感じる方もいるでしょう。

定位はとても把握しやすく、センター寄りの微妙なパンの設定も把握しやすい。

音の輪郭がしっかり見えるので、細部の音作りにも活躍するでしょう。もちろん、モニターする時も細かい表現に気づくことができます。

トランジェントも分かりやすいので、音のコントロールも容易になるにではないでしょうか。

リバーブもしっかり聴き取れます。

アイソレーションパッドは一見柔らかそうですが、硬めで耳にガッチリフィットします。ゴツっとするかと思いましたが、長時間つけても不思議と疲れません。

遮音性も高いのも◎。

デザインは控えめな感じですが、よく見ると細部に渡って高級感が漂っています。

見るからにド派手なブランドモノ!というのではなく、実はブランドだからしっかりしてるよね…という質感。見れば見るほどいい感じです。ヘッドバンドのレザー(?)の質感も上々。

さいごに

手持ちのヘッドホンと比較すると、最もスピーカーっぽいクリアな音です。

SP-5と比較するとどれも薄皮一枚被ってるように感じてしまうレベル。

ADAM Audioのキャラクターがしっかり出ていて、SシリーズやAシリーズが好みな方はハマる質感です。

少々高価ではありますが、期待を裏切らない素晴らしい製品でした。

試聴する際は覚悟してどうぞ。

ではでは。

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