バカみたいな音、さいこう。
Audio DamageのRough Rider 3は「DAWで曲を作るときにプロが実際に行っていること」でも紹介されている、フリープラグインで、素晴らしいコンプレッサーです。
浅田祐介氏(@USKE_ASADA)のコメント。
Rough Riderはフリーのコンプレッサーで、すごく気に入っています。ダブステップとかEDMの連中がみんな使っているんですけど、要はバカみたいなスネアの音になるんです(笑
「バカな音」とはこれまた秀逸な褒め言葉ですねw
※この記事は2016年4月26日に投稿されたものに加筆修正を加えたものです。
Audio Damage「Rough Rider 3」
動画はVer.2のものです。
バカみたいな音になる
※デモには初代Rough Riderを使用しています。
Stylusのドラムにかけてみましょう。
前半がDry、後半にRoughRiderをインサート。わかりやすいようにMAKEUP全開でかけてます。どのくらいバカな音になるのかわかってもらうために、音量も調整してません。後段にリミッターだけ使用。
※後半の音量注意!!
めっちゃバカな音になりますねw音質も上々で素晴らしい。
デモはドラムトラックにかけちゃってますが、キックやスネアなど単体で調整していくと良いでしょう。
シンセにも相性抜群
こりゃシンセにも使えるぞ!と思ったのでSylenth1にも挿してみました。
先ほどのStylusのトラックにアルペジオを重ねてます。前半がDry、後半がインサートした状態です。
今回は普通に聴けるように、ちょい控えめな感じに調整しました。ボリューム下げて、他のパラメーターを調整。
全開にしたらもっともっとバカになります。
とにかくめっちゃ太く、大きくなるし、抜けが良くなりますね。粘りやアナログ感も負荷されるので気持ち良い。リードやベースとかに合う。
CPU負荷
負荷は全く気にならないくらい軽いです。
初代、Ver.2ともに軽かったのですが、3になっても使いやすさは健在。
Windows64bit(Core i7 3.2G)、メモリ32GB環境での計測です。
さいごに
全開で使用すると思いっきりバカな音、適度に調整すれば音作りに活かせる優秀なプラグインです。
バカな音のイメージが先行しがちですが、イケてる音作りが出来るコンプ。
3になって視認性も向上し、見た目も完全にシェアウェアクオリティですね。
なお冒頭でご紹介した本ですが、浅田氏をはじめ、プロの方々のノウハウが詰まっています。色々なヒントが散りばめられていて読むたびに発見があるので是非。
Audio Damageでは33種類のプラグインを無償配布しています。過去には有償だったものも含まれているので、是非チェックしてみてください。
【無料】Audio Damageのレガシープラグイン33種類が無償配布開始!