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【PR】Steinberg CUBASE 12レビュー

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ドングル廃止キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

世界中で愛されているDAW、とりわけ日本国内では圧倒的な人気を誇るCubaseの最新版「Cubase 12」がリリースされました。

待望の新ライセンスシステムの導入が大きなトピックであることは間違いないですが、その他にもこれまでのCubaseを着実にパワーアップさせる新機能が盛りだくさん。

一足早くデモ版を体験させていただいたので、レビューしていきたいと思います。

Steinberg CUBASE 12

CUBASE 12の新機能は主に次のとおりです。

  • 新ライセンスシステム”Steinberg Licensing”
  • オーディオからのコード検出
  • オーディオワープ機能の向上(Pro)
  • VariAudio スケールアシスタント(Pro/Arrist)
  • フェルトピアノ音源「Verve」追加(Pro/Arrist)
  • 新プラグイン「FX Modulator」追加(Pro/Arrist)
  • 新プラグイン「Raiser」追加(Pro)
  • ディザリングプラグインが「Lin Dither」に刷新
  • MIDI コントローラーとの連携向上
  • サラウンド、Dolby Atmos 対応 (Pro)
  • ロジカルエディターの進化(Pro)
  • その他の編集ワークフローの向上
  • Apple Silicon Native に対応 など

それではメイントピックについて見ていきましょう。

ちなみに、Cubaseは白地に赤のアイコンのイメージですが、今回は青に変わってます。新鮮だ。

Steinberg Licensingでドングルが不要に

昨年の発表より大きな話題となったので、待ち望んでいた方も多いことでしょう。

ついにCubaseからドングルが廃止になりました!万歳!

e-Licenser故障のリスクがなくなること、持ち歩かなくて良いこと、USBポートの節約など恩恵は計り知れません。

さらに、最大3台のPCにアクティベートが可能です。控えめに言って神。

参考記事:【DAW】Steinberg Cubase 12でついにドングル廃止決定!2022年春にリリース!

Steinberg Activation Managerによるアクティベーション、ディアクティベーションもワンクリックで行えるため、複数のPCでライセンスを管理する方の心強い味方になるでしょう。

オーディオデータからコード検出機能

コードトラックにオーディオデータをドラッグ&ドロップするだけで、素早くコードを検出してくれる機能が搭載されました。

4分前後のデータであれば数秒で完了します(環境により異なると予想されます)。

2mixのオーディオファイルからも、かなりの精度でコードを検出してくれるのは本当にありがたい。

そして解析されたコードのブロック毎にエディットが可能で、正しく検出されなかったコードだけを変更することができます。

Cubase 12で新たに搭載されたChord Assistantは、最も確率が高いであろうコードが上から順に提示されるので、第二、第三候補のコードを試していくと、概ね響きの合うものが見つけられました。

もちろんChord Editorも健在で、微調整も可能です。

AudioWarpがパワーアップ

オーディオデータの一部分を伸ばしたり縮めたりすることで、タイミングや長さを自然に修正できるAudioWarpもかなり機能強化されています。

  • プロジェクトウインドウ上での編集
  • 複数トラックの同時編集
  • 同フォルダ内の位相同期

複数トラックの同時編集が可能になったことで、今まで複数回行っていた作業が一度で済むケースもありそうですね。

VariAudiにスケールアシスタント搭載

CubaseのMIDI編集ではお馴染みの機能であるスケールアシスタントが、VariAudioにも搭載されました。

これにより、使用できるスケールの把握や、ピッチ編集をスナップすることでスケール内にのみ移動可能となったりするため、使いやすさはもちろん、編集スピードの向上が期待できますね。

新音源 フェルトピアノ「Verve」追加

Cubaseシリーズに付属する、HALion Sonic SE上で動作するフェルトピアノ音源の「Verve」が追加されました。

プリセットは31種類用意されており、落ち着きのある柔らかなフェルトピアノから、ストリングスやクワイアなどとレイヤーした広がりのあるサウンドまでカバーします。

アンビエントやチル系の楽曲にピッタリですね。

新プラグインFX追加

Raiser

5種類のリリースタイプ(Manual,Auto,Restricted Min,Restricted Max,Aggressive)を選択可能なリミッターです。

リダクションの量が一目瞭然なことと、シンプルな操作性がGood。

音の方向性は、リリースタイプにもよるのですが、ガッツを出すというよりも、自然に効くタイプのリミッターですね。

FX Modulator

14種類のエフェクト、細かい調整が可能な16種類のエンベロープカーブを組み合わせてモジュレーションチェーンを作成可能です。

操作性が非常に高いので、触っているだけで様々なアイデアが湧いてきます。

オートメーションを書く必要があるような手間のかかる効果作成も、FX Modulator完結させることもできるのが良いですね。

エンベロープカーブを自動生成してくれるランダマイザーも搭載されているので、飛び道具的なアイデア出しにも活躍しそう。

Super Visionに新モジュール追加

Super Visionに新たにモジュールが追加されました。画像で差分を確認してみましょう。

Cubase 11.5

Cubase 12

今回6種類のモジュールが追加されたことで、合計24種類のモジュールが選択可能となりました。

  • VU
  • Loudness
  • Loudness Histogram
  • Loudness Ratio
  • Spectram Keyboard
  • Balance

VU

Loudness

Loudness Histogram

Loudness Ratio

Spectram Keyboard

Balance

これらのモジュールで必要なもののみを組み合わせて表示可能です。

これだけの機能が標準搭載されているため、アナライズ関係のプラグインはとりあえず不要ではないでしょうか。

新ディザリグプラグインLin Dither

Cubase付属のディザプラグインと言えば、UV22HRでしたがが今回Cubase12で刷新されました。

開発はMAATで、GUIが大きくなり視認性がかなり向上しています。

UV22HRはこちら。

MIDIコントローラーとの連携強化

MIDI Remoterのタブが新設され、様々なMIDI機器との連携がより一層しやすくなりました。

Cubaseでスクリプトが組まれている製品はGUIも用意されています。

Komplete Kontrol S49を接続するとこのようにツマミが8つ表示されます。

GUIが用意されていないMIDI機器においても簡単に作成することができるので、一度設定してしまえば快適かつ制作スピードの向上にも繋がりますね。

さいごに

その他にも、GUIの刷新や様々な機能の改良・追加が施されています。

フォント表示などもスッキリして視認性が増してるのも◎。

これは環境にもよると思うのですが、当環境において、動作は非常に安定しており軽快でした。

是非、この機会に最先端のDAWに触れてみてください。

ではでは。

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