エフェクター

Baby Audio Parallel Aggressorレビュー

スポンサーリンク
   

※本サイトでは、アフィリエイト広告を利用、またはプロモーション記事が含まれている場合があります。

お手軽パラレルコンプ。

ドラムのアタック成分を残しつつ、コンプ感も欲しい…そんな時に使われるのがパラレルコンプですが、トラックを増やしたりするのは手間だし、DAWはなるべく整然に保ちたいもの。

そんな悩みをプラグインひとつで解決してくれるのがParallel Aggressorです。

Parallel Aggressor

ドラムを潰して心地よくしたいが、アタック成分も残しつつ良い感じにしたい場合に用いられるテクニックがパラレルコンプレッション(ニューヨークコンプレッション)です。

通常パラレルコンプは、コンプをかけない素のトラックと、コンプをかけるトラックと2つ用意する必要があり、少々手間なんですよね。

これを単一のプラグインで済ませてしまおうとうのが、Parallel Aggressor。

パラレルコンプが可能なものといえば同社のプラグインで、I Heart NYもあるのですが、Parallel Aggressorの方がより細かい調整ができるようになっています。

分かりやすく使いやすい

主な操作は、中央に配置された3本のスライダーで、元の成分、コンプされた成分、サチュレーションされた成分のバランスを調整します。

  • Dry – 元の成分
  • Spank – 激しくコンプレッションされた成分
  • Heat – 激しくサチュレーションされた成分

合わせて、両再度のSpank(コンプ)及びHeat(テープサチュレーション)の強度をコントロールして音作りを決めます。

各種スイッチやフィルターも搭載しているので好みに応じてON/OFF可能。

オートゲイン(入力/出力レベルが同じになる)も搭載されていたり、痒い所に手が届く仕様となっております。

プリセットは25種類が用意。

音について

サッパリした音で使いやすいです。ソースを選ばずに使用できそう。

コンプレッサーはパッツン感が出ており、狙い通りの音になりますね。

サチュレーションは、激しく色を付けるというよりは、若干ローファイな感じになるドライな味付けです。

3タイプのスキン

スキンが3タイプ用意されています。GUIが非常に美しいですね。

気分に応じて使い分けらるのは良いです。

CPU負荷

負荷は軽めです。

  • Windows 10 64bit(AMD Ryzen 9 3900X 3.8GHz 12コア)
  • メモリ 64GB
  • オーディオインターフェイス:RME UCX

バッファーサイズは512samples、サンプリングレートは44.1kHzです。

さいごに

余計なトラックを作成しなくてよいので、DAWがゴチャつかないのも大きなアドバンテージだし、時短にも繋がります。

もちろん普段パラレルコンプを使わないという人も、ドラム用プラグインとして導入してみると新たな発見があるかもですよ。

ではでは。

Baby Audio Parallel Aggressor