Native Instruments Kompleteは音源バンドルのイメージが強いですが、プラグインエフェクトも含まれています。
今回紹介する、Solid Bus CompはSSLバスコンプをエミュレートしたもの。
有償のKomplete全シリーズ(SELECT含む)で使用可能で、オマケにしておくにはもったいない、使えるプラグインです。
※この記事は2016年2月17日に投稿されたものに、加筆修正したものです。
SOLID BUS COMP
SOLID BUS COMPは”ミックスをくっつける”機能と、トラックのサウンドを仕上げる優れた能力を備えた、高性能コンプレッサーです。様々な用途に使えますが、とりわけステレオサム、ドラムのサブグループ、各トラックの処理には最適です。
NIのエフェクトにはSoftubeが関わっているものが多いので、Solid bus compもそうかもしれません。
音数が増えてきて、色んな方向性の音が入っていても、それぞれの音をピタっとくっつけてくれるイメージ。
音の強弱や、長さをうまく調整してくれている感じですね。
アナログな味付け等はなく無色透明。味付けは要らないけどまとめたい、という場合に最適。
デモ
![](https://synthsonic.net/wp-content/uploads/2016/02/24696929699_676e6d4a16_z.jpg)
INTEGRA-7のドラムで試してみます。
3パターン用意しました。①→③の順で深くかけていきます。
- ドライ
- プリセット「Drum Bus」
- プリセット「Drum Bus」 Threshold -20
③はわかりやすくするために強くかけてるので若干つぶれすぎな感がありますが、②は良い感じでまとまってます。
心地よいサウンドというよりも、無色であり自然にまとめてくれるので、マスター段で使うのが良いでしょうね。
Kompleteを持っている人は、他のコンプ買う前に一度試してみることをオススメします。
![](https://synthsonic.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
CPU負荷
![](https://synthsonic.net/wp-content/uploads/2016/02/cpu-solid-bus-comp.jpg)
負荷は非常に軽いです。良いですね。
計測環境は次のとおり。
- OS・・・Windows10 64bit
- CPU ・・・Intel Corei7 3.2G
- メモリ・・・32GB
- DAW・・・Cubase10.5
- Audio I/O・・・Solid State Logic SSL 2
- バッファーサイズ・・・512samples
さいごに
各トラックの様々なキャラクターをクリアにまとめてくれるので、とりあえずマスターやバスに挿して効果を試してみると良いと思います。
NIのエフェクターはKomplete買ってる人にとってオマケみたいな感覚になりがちな人も多いと思うので、PCの肥やしにならないように使っていきましょう。
地味ですがちゃんと使えるコンプです。
ではでは。
KOMPLETE 12![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=2ZCR61+47TK1E+3V1U+BW8O2)
https://synthsonic.net/archives/pulsar-mu%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%80%90manrey-mu-%e3%82%a8%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%83%88%e3%80%91.html
![](https://synthsonic.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)