量と質、どちらが重要か?
いろんなところでいろんな人が「量」と、正確には「どちらかと言うと量の方が」言っているのですが、令和になってもまだまだその議論は根強いようです。
以前も紹介した本ですが、次の部分。
自分の意見をうまくアウトプットできないと悩む人もいるが、それはたんにインプットしている情報が足りていないだけだ。インプットの量とスピードを増やせば、自然とアウトプットの量やスピードも増え、自分なりの考察が自然と湧き出てくるようになる。頭を使うべきは、自分の考察をどうひねり出すかではなく、インプットの量とスピードをいかにして向上させるかなのだ。
新年になって10日が過ぎて少々気が緩んできたところなので、自身に喝を入れるためにも書いていきます。
どちらかと言ってる時点で甘え
「質と量はどちらが大事ですか?」なんて聞いてる時点で甘えだと思います。言い換えれば「どうしたら楽に結果が出ますかね?」と言っているのと同義。
答えは「超絶質の良いものを超絶量こなすしかない」のが最良なのです。
人間は楽をしたい本能があるため、結果を出す=キツイ、それが分かっているからこそあれこれ考えるわけです。
結局、プロの世界、結果を出す人の世界というのはマッチョなんだと思う。
やみくもにやるのも違うと思う
かといって、やたらめったら食い散らかすのも違うと思います。
「下手な考え休むに似たり」という言葉もあるので、やらないよりは良いですが、とはいえ精度を上げるためにはある程度の戦略は必要だと思う。
しっかりと考えて、自身で答えをだして、あとはひたすら作業をこなす。これが大切なのかなと。決めたら徹底的にやる。違ったら途中で修正すればいい。
量が極まってきたら質を磨いていく
為末大さんの記事から引用させていただきます。
質のメリットは実戦に近いので、そのままパフォーマンスの向上に役立つことだろう。デメリットは質の向上は技術によって支えられているので、技術が高まらなければいつまでたっても質が上げられないことだろう。技術的に未熟な選手がトップ選手の真似をする場合があるが、多くは練習不足に陥る。熟達者は95%程度の力が出せるが、未熟者は70%しか出せないとする。そうなると同じ100m×2本でも負荷に大きな違いが現れる。量は誰にでもできるが、質はそれなりに技術が高い人間にしかできない。
量をこなしたあとに質を磨いていく。というか、質を磨くのは量をこなしてからでなければダメ。量の上に積み上げていくものが質であるということ。
質の練習は結局技術の向上と、そして何が重要で何が重要ではないのかの取捨選択によって成否が決まる。自分はどんな勝利条件で競っていて、何が強みなのかが理解できていない人間にとっては質の定義は難しいと思う。あれもこれも必要なら結局それは量にならざるを得ない。
機材もそうですが、最初はDAW付属のプラグインでたくさん曲を作って、品質の良いものは作りながら揃えていく。最初から最強なの買っても使いこなせない確率が高い。お金ある人は良いけど(ウラヤマ
さいごに
物事に挑戦して結果が出ないときは、やる気がなくなったりしがちです。そうなると、量と質どちらが・・・という思考になってしまうのです。
結果はカンタンには出ないのがデフォ。やり続けることが大切。
今年の最後には何かしらの達成感を持って年末を迎えたいですよね。
ではでは。