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感情という王様には逆らえない

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なんだかもう疲れたよ…と、なる前に。

どの分野でも一定の成果を出すためには、圧倒的な努力量が必要なのは言うまでもありません。

とりわけ日本人は真面目な方が多いので、脇目も振らず一生懸命頑張っている方が多いイメージです。

でもって、スマホやテレワークなどの普及により、良くも悪くも「いつでもどこでも頑張れる環境になった」というのも事実。

そんな時代だからこそ感情と向き合うことが大切、ということを教えてくれるプロゲーマーウメハラ氏の本をご紹介したい。

人間として大切な部分を教えてくれます。

感情を制する者はゲームを制す

重要局面で大勝してもポーカーフェイスで知られるウメハラ氏ですが、普段はどのようなことを考えているのでしょうか。

石川 梅原さんはどのような気持ちでプレーされているのでしょうか。

梅原 僕は、どう頑張っても感情に勝つことはできないと考えてプレーしています。自分の中に感情という王様がいて、彼に「勝ちたい」「成功したい」と申し出ますが、王様が「つまらない」と判断してその機嫌を損ねてしまったら、結果にもつながりませんし、みずからの成長もありません。

これはとても意外でした。

ウメハラ氏のことを「感情のコントロールが上手い」「ハートが強い」と思っている人は多いのではないでしょうか。

感情に重きを置いているからこそ、あのクールな雰囲気なのかもしれませんね。

結果ばかりを求めては長続きしない

梅原 僕の格闘ゲーム人生の中で、自分でも信じられないほど勝率が落ちた時期がありました。プロになって一年目、がむしゃらに練習しすぎた時のことです。一日十六時間、寝ている時と食事以外はゲームをやり続ける。目は常に痙攣して、顔中にニキビができました。肉体的な変化だけでなく、まともな精神状態ではありませんからすぐにイライラしてしまう。

梅原 大会で勝ちたい、賞金を稼ぎたいというのはエゴにすぎません。プロ一年目の時は、つまらなくても耐えてくださいと感情を抑えつけていましたが、まったく成果が上がりませんでした。無理矢理に自分の望みだけを満たすのは、絶対に長続きしないと考えています。

圧倒的な努力量をこなすだけでは、短期的な結果は得られたとしても、長期的には良い結果にはつながらない。

一見、観念的な考え方にも感じるかもしれませんが、長期的な戦略として非常に重要な視点です。

「感情には勝てない」ということを前提に、バランスを取りつつやるべき事に向き合っていくことが大切で、結果的に自身が楽しめることにも繋がり、より良い結果に繋がっていく。

このことに気づかず、感情を押し殺してやり続けると”燃え尽き症候群”になってしまうのではないでしょうか。

あとちょっと似たところで、イケダハヤト氏がとても良い事言ってます。

3:08くらいからの部分ですね。

目の前の売り上げを捨ててでも、ハマっていることをやることの大切さについての話。

ウメハラ氏にもイケハヤ氏の共通しているところは分野は違えど、極限まで自身と向き合い努力しているところです。

その結果、マインドの部分が大切というのは非常に深いなと感じますね。

さいごに

精神論が正義と言うつもりはないですが、人生100年時代「マインド」を大切にする人が勝つような気がします。

周りから見てもそういった人の方が楽しそうだし、魅力的なんですよね。

さすがのウメハラ氏、相変わらず達人のコメントだな、と感じる一冊でした。

ウメハラ氏は、考える力が強く、言語化する能力と分かりやすく伝える能力が非常に高いんですよね。

とても短くてサクッと読めるので「一冊読んだ!」感も得られて充実感得られるてオススメ。

ではでは。

自分の意思で物事を決定し、好きなように生きると人生は楽しいゲームも強えし、思考力も強え。 梅原大吾氏(以下ウメハラ氏)の講演会動画を見て感銘を受けまくったのでレビューしたいと思います。 知っ...