ある日突然思い立って頑張るものの、日が経つにつれてだんだんと目標を見失ったり、諦めたり、どんどんとプレッシャーになってきたりする場合もありますよね?ね?
「机に向かってすぐに集中する技術」は、そんなあなたにピッタリの本です。
目標設定をしてもうまくいかない理由とその改善方法や、テーマである集中力に関しても、すぐに実践できるように丁寧に掘り下げてありますので、実用書と言って差し支えない内容かと。
余計なことに悩まないためにもオススメです。
※この記事は2018年1月9日に投稿されたものに、加筆修正したものです。
モチベーションに頼らない
「やる気が出ない・・・」「なんで俺はこう無気力なんだ・・・」
そう考えている人、ハッキリ言って正常。だって人間だもの…みんな同じなのですよ。
日頃からやる気に満ち溢れている人ってのは「やる気でない」なんて悩んだりしないだろうし、そんな人は万に1人で、成功者の資質が備わっている超人。
我々凡人は日々「めんどくさい」という最強の敵と闘う生き物なのです。
心の強さに頼るのではなく、「集中力を引き出すワザ」を知り、使いこなすこと。
ストイックさに頼らずに「めんどくさい」をなくす。
心を鍛錬することで集中力を高めようとすれば、いつか挫折してしまうのがオチなのです。やる気がねぇなんて気合が足りねぇんだ!根性だ!と考えだすと自分を追い込んでしまいがちです。ほとんど続きませんし。
ちゃんと方法論があるので、一度試してみましょう。
まず「やる」
成績のいい子はみな共通して、「今、その課題をやりたいか、やりたくないか」という自分の気持ちとは無関係に、「まずは課題をやる」という行動をしてしまうということです。勉強ができる子というのは、たいてい自分のモチベーションを後回しにします。
「課題をやる」という行動をした後に、「あれもやりたい」「これもやりたい」「もっとやりたい」というモチベーションがわいてくる。
行動をすると側坐核が刺激され自ずと行動するようになるのが人間です。めんどくさい部屋の片づけもやり出すと止まらなくなるアレです。
つまり、成績のいい子は、「やりたい」「やりたくない」という感情を抜きにして、まずは「課題をやる」という行動に集中することができるのです。
勉強ができない子は、「感情」→「勉強」で動きます。一方、勉強ができる子は、「勉強」→「感情」の流れで動いています。
なんだかやる気が起きないなぁ・・・って時は、それがマイナスだと思わず、当たり前だと受け止めて行動してみましょう。
5分だけ、とかでも良いと思います。好きなことであれば気づけば1時間くらい経っていたりするものです。
目標は立てない
「目標設定をしたけれど、うまくいかなかった……」という人が大多数であるのが現実。
もちろん、中には「将来、○○になりたい」というモチベーションで、物事を頑張る人や子供もいます。しかし、私の印象では、そうしたケースで目標を達成していく人はかなり少ないと感じています。
「目標は要らない」これはホリエモン氏なんかもよく言ってます。
もう一度書いておきますが、目標を持つことがダメではなくて、目標を立てることで上手くいかない人が多いということ。
あなたが目標設定をしても、うまくいかない理由。それは目標設定をすることによる「モチベーション」に頼って、目の前の課題に集中しようとするからです。
目標設定によるモチベーションが、長続きしない理由は2つあります。ひとつは、「将来の目標」と「日々の作業」をリンクさせるのが難しいこと。もうひとつは、「理想の自分」と「現実の自分」のギャップが大きすぎて、やる気を失ってしまうことです。
目標設定をしてもうまくいかないという人は、何度も言いますが、まず目の前の課題に集中すること。
で、こういう話になると「目標がないと何が課題かわからないよね?」って人がいます。
それこそ好きなことをやれば良いのです。突き詰めてそれをアウトプットするだけでも見えてくるものがあるはず。
とにかく行動することが大事。
さいごに
目標を立てて頑張れる人はいいですが、今までダメだった人は、いっそのこと目標を立てずに目の前の課題に打ち込むってのはいかがでしょうか。
今を生きる、まさしくそれであります。
行動をしながら試行錯誤していくことが、変化の早い現代を生き抜く最善手なのかなと。
ちなみにぼくは目標を持つことも、公言して自分を追い込むことも苦手な「不言実行タイプ」なので、内燃するエネルギーをなるべく放出しないようにしています。
あえて公言することで周りから追い込んでもらう、って人もいると思いますが、ぼくは天邪鬼なのでイヤになってしまうんですね。ひねくれてますね。
というように、ひとそれぞれタイプがあるので、ひとつの例として試してみてもらえればなと思います。
ではでは。