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才能でやる「一流」よりも「超二流」を目指すべきって話

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二流戦士、胸をはれ!

野村克也氏の新著「超二流 天才に勝つ一芸の究め方」を読んだので感想を書きたいと思います。

音楽の世界にも絶対的に通づるものだと思うので、DTMer各位にオススメしたい一冊。

やっぱりノムさんはスゲーぞ!

超二流 天才に勝つ一芸の究め方

「超二流」をあえて定義するならば、自らの強み・長所と弱点を理解して、強みを活かせるように頭を使う選手のことだろう。

まずは、自身の長所・弱点を知ることが大切。意外と己のことを分かっていない人は多いように思います。自分と向き合うことはとても大切です。

有名な孫子の兵法にも「彼を知り己を知れば百戦殆からず」とあります。真理ですね。

無謀な欲は捨てる

誰しもチームの中心を任されるような選手になりたいという思いはあるだろう。だが、時として、その欲を捨てることが「超二流」として生き残るために欠かせない。大谷翔平のように二刀流でやっていければ理想なのかもしれないが、大抵はそんなことは無理だ。

大きな才能についての向き合い方が大切なのかもしれません。ざっくりは参考にすべきですが、才能はマネできない。

全てが揃っている選手など、そうはいない。だから、「大きな欲」「無謀な欲」は思い切って捨てなければならない。

全てが揃っていなくて当たり前。全てを一人でやろうとするのは無謀と考えた方が楽になれるし、合理的です。

わかりやすい例だと、作編曲はできるけどミックスが苦手なら人にお願いするといった感じですね。無理にコンプを勉強したりしないとか。

自分の強みをみつける

そして自分の強みを知る。そのためには「洞察力」を磨かなければならない。チームが自分に求めているのは何なのか。一流選手たちと伍するためにはどの力を強化するべきなのか。敵は自分のどこを嫌がっているのか。そうしたことを見抜く洞察力。それも「超二流」になるためにはなくてはならない力なのだ。

多角的に分析することが重要ですよね。

「好きなこと」と「得意なこと」も異なるスキルですが、好きなことは継続しやすいので、突き抜けて得意になる場合もあります。ここの見極めも重要。

「超二流」の方がよほど本物の一流なのではないかと思う。「超二流」は、最高の褒め言葉なのである。

才能+努力=一流である。才能はないが正しい努力をすると超二流になれるし、超二流こそが本物。勇気がもらえますね。

さいごに

選手としても指導者としても一流なノムさんは自身を天才だと思ったことは一度もないそうです。

だからこそ、何人もの「超二流」の育成をすることができたんですよね。そう考えると才能なんてない方が良いのかもしれない・・・そんな気にすらなってきます。

すべての頑張っている人、才能という言葉と向き合っている人たちに勇気を与えてくれる本です。

ではでは。