前回紹介した「DynOne」に続いて、今回は高品質なステレオイメージャー「CenterOne」をレビューしたいと思います。
ステレオイメージャーは既に持っている、という方も多いかと思います。そんな方にこそ是非試して欲しいのが「CenterOne」です。使いやすさ、音の良さはさすがのLeapwing Audioと言えます。特徴は次のとおり。
- 2mixに使用してLRを持ち上げるだけで良い感じになる
- 他のステレオイメージャーと比較して原音が崩れない
- インターフェイスが秀逸で使いやすい
- 負荷軽め
想像を超える自然なステレオ感が得られます。もちろんやりすぎは禁物ですが、ほとんどの場合で良い感じになってしまうチートプラグインです。良い意味で、Leapwingはズルいw
それでは詳細を書いていきます。
CenterOneとは
とにかくソッコーで「良い感じ」になってしまうCenterOneですが、その秘密は洗練された使いやすいGUIにもあります。
操作は実にシンプル
CENTER PROMINENCE・・・ステレオ感を保ちつつセンターの音量を調整
LELEL TRIM・・・入力レベルの調整
右側の、L(左)C(中央)R(右)のレベル調整にはそれぞれミュートボタンを搭載。下段はCenter Channel Width(CenterOneを適用させる帯域コントロール)、CENTER BANDPASS EQでフィルターカーブ(ロー/ハイ)選択可能となっています。
操作する項目は基本これだけです。非常にシンプル。
マスタリングで真価を発揮
「CenterOne」は自然なステレオ感を得たい、という使用目的以外でも非常に有用です。2mixを加工する際に強力なパートナーになります。
L、C,Rの分離が非常に正確、位相の変化が少なく自然なんですよね。そしてCenter Channel Widthを調整することにより様々なポイントにフォーカスを当てることが可能。狙いを定めて外部プラグインにて加工することができます。
例えばL、Rにだけ違和感なくリバーブをかけたり、センター(C)のボーカルに影響を与えず同じくセンターにあるベースの音に他のエフェクトを使用したりできます。
Undo機能や、A/B比較が用意に行えるのも良いです。なお、プリセットは8種類用意されています。
負荷は軽め
DynOneに比べて負荷は軽いです。いくつか立ち上げることを考慮すると地味にありがたみがわかりそうなポイントですね。
さいごに
自然にステレオ感が欲しい方、今までのステレオイメージャーで満足できなかった方に是非オススメです。
まずは2mixのマスターに立ち上げてLRを持ち上げてみてください。クセになること請け合いです。
少々高価ではありますが、十分に機能の価値はあるプラグインです。
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