こういうの、ひとつは持っておきたい…。
様々なスピーカーをエミュレーションする、NoiseAsh SpeakerSimレビューします。
ミックスチェックとして、エフェクターとして面白い使い方が可能な面白いプラグインです。
※この記事は2020年2月15日に投稿されたものに加筆修正しました。
NoiseAsh SpeakerSim
様々な環境をエミュレーションすることにより、異なるモニターシステム、音楽制作、テレビまたは映画のオーディオポストプロダクションでミックスをチェックすることを目的としたプラグインです。
18種類のスピーカーをエミュレート
- 拡声器1
- 拡声器2
- 拡声器3
- スマートフォン
- 留守番電話
- カーステレオ
- ジュークボックス
- ヘッドホン
- ミニギターキャビネット
- コンピューター
- おもちゃ
- ビンテージ電話
- ワイヤレストランシーバー
- ワイヤレストランシーバー(ルーム)
- ラジオ
- ラジオ(ルーム)
- ターンテーブル
- ターンテーブル(ルーム)
エミュレーションとしてどうなのか
全体的に機器の特徴がしっかり出ていて、良くできてます。
特にカーステレオが使えるなと感じましたね。カーステレオで流して痛い目を見たとが何度かあるので、少々誇張表現されてはいるものの、過剰な低域を抑えるのに良いかもしれません。
あとスマホも良い感じです。ちょっとニヤっとする雰囲気あります。
ちなみに、拡声器を使用すると「体育祭」を思い出しましたwあの校庭で流れていた質感。
エミュレーションモデルがある環境での使用を想定するのはもちろんですが、マスターや2MIXをとりあえず突っ込んでみて音のバランスを見るのに一定の効果があるでしょう。
全く同じとは言わないものの、これだけの環境で聴き比べるのは大変ですからね。
エフェクトプラグインとしても優秀
18種類のエフェクトとして使用することも当然可能です。なかなか面白い質感で、手軽なのも良いですね。
解像度の落ち方が気持ち良いのでハマると良い感じに使えそうです。
[Lo-Fi]や[Limiter]に加えて[EQ]も搭載されているので、イメージするものに近づける調整も可能。
負荷について
激軽です。CPUのことは全く気にせず使えます。
計測環境です。
- OS・・・windows10 64bit
- CPU ・・・Intel Corei7 3.2G
- メモリ・・・32GB
- DAW・・・Cubase Pro 10.5
- Audio I/O・・・RME UCX
- バッファーサイズ・・・512samples
- サンプリングレート・・・44.1kHz
さいごに
できるだけ多くの環境で聴くことが最良のミックスへの近道。
こういう便利グッズからのアプローチも楽しいし、書き出す前に失敗を防ぐことができれば時短にもなります。
動作が軽いので、素早く切り替えられるのも◎。
ではでは。