プリセット、6,500種類以上?V Collection要らなくない…?
単品で買っても良いんだけど、やっぱりV Collectionの方が得だしなぁ…でも高いしどうしよう…って方多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメしたいのが「Analog Lab」です。
音を作り込む以外は、V Collectionと”ほぼ同等”の実力を持っていながら、価格はシンセ1本分という圧倒的にコスパが良い優れモノ。
そこまで拘りが無いのであればAnalog Lab 4で充分。
ってなわけで今回は、イマイチ注目されていない気がするAnalog Labを強くオススメしていく回と致します。
※この記事は2018年3月8日に投稿されたものに加筆修正したものです。
Analog Lab
https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=RKRSBNOHro4&feature=emb_title
特徴は次のとおりです。
- V Collection 6に含まれる30種類の音源に搭載されているシンセエンジンをすべて使用可能
- 6,500種類以上のプリセット
- Analog Lab内で、2種類のシンセをレイヤー可能
- 価格はV Collectionと比較してかなり安価
V Collectionにも含まれているため、音作りをしないのであれば、各シンセを立ち上げるより、Analog Labをメインに使用していく方が効率が良いですね。
V Collectionとの違い
いずれも6,500種類以上の音色を使用できますが、V Collectionユーザー(というか個別のプラグインオーナー)はAnalog Labから各シンセのエディット画面を呼び出すことが可能で、突っ込んだ音作りができるんですよね。
なので30種類以上のシンセサイザーを横断してプリセットを検索し、音色エディットができるため、個別にシンセを立ち上げるよりも効率的な場合もあるでしょう。
当然ですが、Analog Lab単品しか持っていない場合は、各シンセのエディット画面にいけないのでLab内でのエディットに限られます。
異なる2機種をレイヤー可能
音色カテゴリから「Multi」を選択するとレイヤーされたプリセットが使用できます。
例えば、Piano Vの物理モデルアコースティックピアノと、DX7 VのFM音源エレピのレイヤーするなどが手早く作成可能です。
「プリセット重視」の方やプリセットを「ちょっと加工するだけで良い」方はAnalog Labで十分です。
むしろV Collectionはオーバースペックな場合もあるかもですね。
マルチ音源に近い
シンセの音色はもちろん、物理モデルのピアノやFM音源、オルガン、高品質なクラビにフェアライトのオケヒまで使えるわけですから、ある種マルチ音源といっても良いでしょう。
V Collection 5でエンジンを刷新し音も良くなりました。
個人的にはDX7 Vと、FM音源ファンであればこれだけは持っておけと言っておきます。
最高峰のFM音源プラグインのひとつとして君臨してますね。
あとはクラビの楽器感がすごいです。もっと評価されても良いと思います。
CPU負荷
負荷は選択している音源によって変わります。
Arturiaのソフトウェアについていくつか記事を書いているので、それぞれ参考にしてみてください。
「Analog Lab 4」はKeyLabに付属
ArturiaのMIDIキーボード「KeyLab ESN」を購入すると「Analog Lab」が付属します。
49鍵盤だと20,000円切るので、どう考えてもお買い得。
ちなみに他にもソフトついてくるのでMIDIキーボード購入をご検討中の方は候補に入れても良いのではないかと。
さいごに
まとめです。
「Analog Lab」を買うべき人
- 音作りよりも曲作りを優先したい
- 目的の音が出れば機種に拘らない
- 選択肢を増やしたくない
- 予算を抑えたい
「V Collection」を買うべき人
- プリセットの音で満足できない
- 音作りは徹底的に拘りたい
- 機種別の能力を把握している
- 金に糸目は付けない
- 3度のメシよりシンセが好き
あとで後悔する人はVコレ一択ですが、音作りはほとんどしない派の方であればAnalog Labで十分です。
ではでは。