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シンセサイザーの音作りを習得したければ、とにかくひとつのシンセを使い倒す、これにつきます。ひとつのシンセが理解できれば、各セクションの呼称は違えど他シンセにも応用が効くからです。

【DTM考察】シンセの知識が深まればシンセがもっと面白くなるって話 : SynthSonic

とは言っても、どのシンセを選べば良いの?という人もいるでしょう。シンセも様々、シンプルなものから難解なものもあります。

そんなシンセ選びに悩んでいる方、候補のひとつに入れてほしいのが今回紹介するSPIREです。

ファーストシンセとしてもオススメできますし、シンセ好きにも納得の出音の良さです。今回は使ったことない人向けに書いてみたいと思います。

人気のシンセなので使っている方も多いとは思いますので、SPIREオーナーは悦に浸りつつ、どうぞ上から目線でお読みください。

Reveal SoundSPIRE



音作りがしやすい
個人的にはとにかく操作性の良さ、音作りのしやすさを推したいです。とにかくわかりやすい。

公式サイトの名だたるミュージシャンの数名もコメントしているように、インターフェイスはシンプル、直感的、簡単です。
GUIにも流れが記されていますが、基本的な音作りは大きく分けて3つの手順を進めていけばある程度完成します。あとはLFOなどの調整をしていくだけです。

この流れでいくつか音作りをしてみるとすぐに使いこなせるようになると思います。シンセに慣れている人であれば30分も触ればモノにできるでしょう。

ワンクリックでイニシャライズできる
音作りに行き詰まった時は、まるでファミコンのリセットボタンのを押すかの如く、イニシャライズできるのが非常に快適です。

シンセによっては階層が深く、2~3クリックしないといけなかったりするんですよね。こういう手順をいかに少なくしてあるか、が快適な音作りにつながっていくと思います。

間違って触れてしまっても、Undoで1手前に戻れます。MENUの中にあります。

コピー&ペーストが使いやすい
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音作りをしていると、必ずといっていいほど複数の設定で同じパラメーターを共有する局面がありますが、そんな時も「コピー&ペースト」がボタンひとつでサクッと完了。

例えばOSC1で作りこんだエンベロープやその他のパラメーターを、OSC2にワンクリックで反映できます。こういう痒い所に手が届く仕様はありがたいですね。手数少なく思い通りに操作できることは非常に重要で、結果的にクリエイティブになれるのです。

即戦力の使いやすいプリセット。拡張も強力
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ファクトリープリセットは840種類搭載されてます。

昨今のシンセは840くらい普通に感じますよね。しかしSpireの場合、使える音が非常に多く感じます。全体的にEDM系ですが、ちょっと加工したら普通に使えそうな音なんですよね。しかもいい音。 

まさしく「イマジネーションが掻き立てられる音」です。これは音色的に完成されていることを意味します。

デモの音を聴けば音の良さがわかるはずです。

ファクトリープリセット

拡張プリセットはEDM系が豊富
公式で拡張パックが$9.55~販売されてます。 めちゃめちゃデキが良くて欲しくなっちゃいますね。Nexus2に迫るほどの音質です。Nexus2はサンプルベースなので、突っ込んだ音作りできませんが、Spireなら自在に音作りを重ねられるのが強みです。




音の傾向について
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ちなみにこのGUIはDark Themeというやつです。Skinは5種類から選択できます。

シンセってどうしてもEDM系か、アナログシンセ系に寄ってしまうことが多いと思うのですが、Spireはオールマイティと言っても差し支えないと思います。

やはり得意とするのはEDM系の音ですが、適度に柔らかさもあり、ちょっと丸っこい感じの音。ポップスや、ゲーム音楽などに使われるスタンダードなシンセ音色にも向いてます。

Sylenth1はアナログっぽいサウンドがどうしても苦手ですし、Massiveは太いものの少々固い、デジタルっぽいという印象があるのですが、Spireは双方の弱点を補ったような音質。

それほど拘らなければ、アナログサウンドも、太さのあるデジタルサウンドもイケちゃうので、それほど拘らなければこれ1台で全部まかなえるほど音作りの幅は広いです。


CPU負荷は?
負荷はそれほどではないですね。Sylenth1ほどではないですが、最近のシンセと比較すると軽い部類だと思います。動作も安定しており、キビキビしてます。

以前書いたEDMシンセ比較記事で、他シンセとの負荷比較があります。参考にしてください。
EDMシンセはどれを選べば良いのか比較してみた : SynthSonic


Spireにできないこと、劣る部分
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一応、負の部分にも注目してみたいと思います。

・Serumなどに代表される、wavなどをウェーブテーブルとして取り込めない
・Massiveほどの音の作り込みはできない
・Sylenth1よりも負荷が高い
・プリセットのバリエーションはSylenth1やMassiveに劣る


一応こんなところでしょうか。細かい機能の比較はしませんが目立つところはこんなとこかな。

それでもSpireは補って余りあるほどの操作性と、シンセサイザーとしての基本的な素性の良さがウリ。そして何と言っても音が良いので、以上の部分を考慮しても素晴らしシンセだと思います。

さいごに
知らない人にもわかってもらえるように口当たり柔らかく書きましたがいかがでしょうか。

操作がシンプルなのでシンセ初心者の方にもオススメですが、価格が高いのが難点ですね。年に数回は30%セールをやるので、ちょっと待ってみても良いかもです。

安価なシンセを持っていたけど、本格シンセ使ってみようかな?という中級者の方には絶対オススメ。音作りが楽しくなること間違いなし。

上級者の方は、きっと持っているでしょうから「そうだそうだ」とか「わかってねーなー」とか意見は様々なことでしょう。あくまで主観ですのでw

ぼくは本当に好きなシンセのひとつですので、興味ある方はまずデモってみてください。

ではでは。


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