音源

Waldorf Largoレビュー

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さ・す・が、Waldorf!

もうかなり古いシンセですが、元祖変態と言えるほどの音作りが楽しめる名機、Largoをご紹介です。

なお、この記事の元ネタは先日行ったアンケートのお題です。ネタを提供して頂いた方に感謝!

Waldorf Largo

Waldorfがハードウェアシンセサイザーで培った思想や機能を詰め込んでソフトウェア化したのがLargoです。

なお、ハードウェア同様人間工学に基づいた設計らしく、分かりやすく使いやすいGUIであり、機材の雰囲気も出ていて個人的にはとても好きなデザインです。

3オシレーターにサブオシレーターが2つ搭載された、強力なシンセサイズ機能を誇ります。

バーチャルアナログ波形とウェーブテーブル波形を選択可能。

ウェーブテーブル波形においては、それぞれに127種類ずつさらに波形が用意されていて更に幅広い音作りが可能です。

最近のシンセは音が太くて大きいものが多いですが、Largoは波形単位で見るとそれほどでもありません。

人によってはちょっと細く感じるかもですが、ユニゾン(最大×6)を使用すれば分厚いサウンドにも対応できるので、心配ご無用。

フィルターがヤバい

オシレーターだけでも多彩な音色が楽しめますが、個人的にLargoの真骨頂はフィルターだと思ってます。

とにかく恐ろしいほどのキレと激しさがすごい。

レゾナンスを上げた時の発振は聴覚を壊さないように注意が必要なレベル。

中でも特筆すべきはcombフィルターで、Waldorfらしい荒れ狂う音作りが即可能です。

最新のソフトウェアシンセサイザーでもここまでエグいのはあまりないんじゃないかなと。

とはいえ、ノイジーサウンドではなくしっかり「音楽的」なので楽しいです。

音の質感

ソリッド・ドライな質感で、抜けの良いデジタルサウンドです。

それでいてあまり冷たく感じず有機的なのがWaldorfらしい。

プリセットだけ聴くと少々音が古く感じる部分もありますが、音作りしてナンボのシンセサイザーなのでデモだけ聴いて判断すると過小評価してしまいますね。

CPU負荷

負荷は音色にもよりますが、概ねこれくらいです。軽いですね。

計測環境は以下のとおり。

  • OS ・・・Windows10 64bit
  • CPU ・・・AMD Ryzen 9 3900X [3.8GHz/12Core] 
  • メモリ・・・64GB [DDR4-3200 16GB×4]
  • DAW・・・Cubase Pro 10.5
  • バッファーサイズ・・・512samples
  • サンプリングレート・・・44.1kHz

さいごに

というわけでまとめです。次のような人にオススメ。

  • Waldorfのハードウェアが好き
  • プリセットよりもシンセサイズ派
  • 変態的かつクリエイティブな音作りがしたい

とんでもなく個性的というわけでもないのである程度汎用性は高いのですが、初めてシンセを買う方や、あまり音作りに興味がない方は他のシンセを勧めます。

なによりシンセ好きは楽しめるかと。

ではでは。

Waldorf Largo