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スピーカー切り替えにモニターコントローラー不要のオーディオインターフェイス、MOTU M6レビュー

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モニターコントローラーでスピーカー聴き比べしたいけど、オーディオインターフェイスから直でスピーカーに繋ぎたいなぁ…そんな願いを1台で解決してくれるのが、MOTU M6でございます。

大評判のMOTU Mシリーズの音質はそのままに、インプット6chを搭載、さらに多くの魅力的な機能を盛り込まれました。

今回も、ハイ・リゾリューション様(@HighReso)よりM6をお借りして、実際にDTM環境で使ってみた感想をレビューしていきます。

M2を所有しているため、比較も交えてレビューしていきますので、是非最後まで読んでみてください。

MOTU M6

MOTU M6は、このクラスでは最高の音質ではないかと評判の、Mシリーズの最も大きいサイズ(2022年11月現在)になります。

入出力のサウンドや、高彩度の液晶パネルによる視認性の高さなどはしっかり引き継いだ上で、入出力に大きく改良を加えたモデル。

以前レビューさせていただいたM4の記事も合わせてお読み頂けるとより理解が深まると思います。

音質とコスパでおすすめなオーディオインターフェイス、MOTU M4レビューSponsored By High Resolution 噂に違わぬ音質。 音楽制作はもちろん、PCでも良い音で音楽を楽しみたい、ポ...

Mシリーズならではの力強く鮮明なサウンド

サウンドはM2/M4と仕様は同じなので間違いないクオリティです。

全体域しっかり鳴らし切ってくれるパワーあるサウンド。

M2/M4よりもM6の方が価格は上昇するものの、それでもハイコスパな品質であることは変わらないのかなと。

普段からM2を使用しており、Mシリーズのサウンドの感想はM4の記事にも書いてあるので参照して欲しいのですが、クセがなく、音のカラーをしっかり表現してくれる部分が非常に気に入っています。

M2との違い

ざっくり、主にメリットの部分では次の通り違いがあります。

  • 入力(INPUT)数が多い 2→6(内4つは48Vファンタム電源付き)
  • モニタースピーカーのA/B切り替えスイッチ搭載
  • ヘッドホン端子2系統
  • 電源アダプター使用可能に

入出力端子の内容と位置が刷新。モニター出力のRCAが廃止され、TRS端子に。

あとはM6という名前が示す通り、入力端子は6チャンネルになり。全て背面に搭載されました。

前面にツマミがズラリ。1〜4のチャンネルはファンタム電源付き。

M2/M4は前面にインプットがあるので、抜き差しが多い場合など便利だったのですが、そういう部分にメリットを感じる方は、少々面倒に感じるかもしれませんね。

Mシリーズ共通の電源スイッチも個人的には嬉しいポイントです。

バスパワー/電源アダプター駆動が併用可能

M6では電源アダプターが使用可能となったため、コンピューターがなくとも駆動できるのは大きなアドバンテージです。

また、USC-Cを搭載しているPCなどであれば、M2/M4同様バスパワー駆動が可能。USB-C→USB-A端子(PCがUSB-A端子しかない場合)はアダプターで給電をすれば使用可能となります。

オーディオインターフェイスはバスパワーではなく、しっかり電源をとりたい!という方にも良いですね。

モニターコントローラー不要!A/Bモニタースイッチ搭載

この価格帯のオーディオインターフェイスでは唯一のA/Bモニタースイッチを搭載しています。これにより、2ペアのモニタースピーカーの切り替えがボタンひとつで可能になるんですよね。

異なるタイプのモニタースピーカーで聴き比べを行うメリットは、ミックスダウン時のクオリティアップはもちろん、作業効率にも大きく貢献してくれたりします。

例えば、高域から低域までしっかり鳴らせるスピーカーを1ペア、中域のバランスが見えやすい高低域の主張が少ないスピーカーを1ペア、などキャラクターが異なる組み合わせなど、自分の好みで組み合わせると良いかと。

もちろん、手持ちのモニタースピーカーの聴き比べなどの検証にも役立ちますので、メリットは計り知れないのではないでしょうか。

ペアのモニター聴き比べをするために、モニターコントローラーを使用している方も多いと思いますが、M6を導入することで1台で賄うことが可能になるため、システムの簡略化、スペースの節約にもなるので一石二鳥です。

ケーブルも減りますし、コスパも良い。

液晶パネルのすぐ左側に搭載されている「A/B」ボタンを長押しすると、A/Bモニター切り替えモードになります。あとはボタンを押す度に、A⇄Bが切り替わります。

少々見づらいですが、アウトの表示がA/Bで切り替わっています。

ヘッドホン端子2系統

モニタースピーカーの切り替えができるのは嬉しいけど、ヘッドホンでも聴き比べしたい!

はい、ご用意ございます(論破

M6には2系統のヘッドホンアウト端子が搭載されており、それぞれ独立したボリューム調整も可能です。

インピーダンスや感度の異なるヘッドホンでも音量を合わせて、モニタリングが可能に。

これは、ミキシングやるためのオーディオインターフェイスと言っても過言ではないかもしれない…!

【DAWソフト】Performer Liteなどが付属

M6には、届いたその日から音楽制作をスタートすることが可能な、DAWソフトMOTU Performer Liteをはじめとするソフトウェアが付属しています。

  • MOTU Performer Lite
  • Ableton Live Lite
  • 100種以上の楽器音色を含むバーチャルインストゥルメント
  • ループとサウンド

Lite版が物足りなくなった場合は、上位版であるDigital Performerへクロスグレードが可能というのも嬉しいところです。

Digital Performer

さいごに

音良し、機能良しで、非常に満足度の高いモデルだと感じました。

特に、このクラスでA/Bスイッチを搭載したことは大きな意義があるし、導入するメリットではないかと思います。

モニタースピーカーとヘッドホンと合わせて、4種類の環境で聴き比べが行えることを考えると、そういう環境を構築したい人はM6一台で完結してしまいますから、コストパフォーマンス、えげつないです。

ではでは。

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