筋緊張20%軽減とか最高かよ。
本格派トラックボールといえば、ケンジントンのExpartMouseや、Slimblade Trackballなどが人気ですよね。
ExpartMouseは持っていますが、もともと親指トラックボールに慣れていたこともあって、どうしてもあの形状に馴染めず、結局メインではロジクールのM570tを使っている状況。
M570tに不満があったわけではないのですが、同社から親指トラックボールの最上位機種が出るとなれば買わないわけにはいかねーわなってことで導入しました。
※この記事は2017年9月27日に投稿されたものに加筆修正したものです。
Logicool MX ERGO
新次元の快適性と精度トラックボールファンや、マウスとタッチパッドの代替品を探しているユーザーのための、ロジクールの最高峰トラックボール。標準的なマウスと比較して20%少ない筋緊張。MX ERGOは独自の調節式ヒンジを備え、パーソナライズされた快適性と最新のトラッキング、スクロールおよびパワーマネージメント テクノロジーを実現します。Logicool FLOW™が、パソコン間の簡単なコントロールを可能にします。
ロジクールの親指トラックボールのフラッグシップモデル。高級品です。
筋緊張軽減にばかり目が行きがちですが、機能的にも充実しており価格相応の仕上がり。
異なるPC間でファイルのやりとりが可能
MX ERGO独自の機能ではないんですが、2台のデバイス間でファイルを共有可能。
複数のPCを同時使用している環境で共有したいファイルを自分あてにメールしたり、ストレージデバイスやクラウドを使用せずにやりとりできます。
WindowsとMac間でもOKという優れもので、1代目をUSBの無線、2代目をWifiで接続するといった具合。
チルトホイール搭載
ホイールの左右にもショートカットを割り当てることができます。
左クリックの横にある、進む戻るボタンにも様々な割り当てが可能なので、DAWに応じて使い勝手よくアレンジするのも良いでしょう。
キーボードにショートカットを割り振っているという人はトラックボールにあえて割り当てる必要性は感じないかもしれません。
結局右手に負担が集中しまっては無意味ですからね。
とりあえず、割り振り可能という選択枝があることは良いことです。
筋緊張20%軽減
そして注目すべきはこの「筋緊張を20%軽減」する、20度傾く機能。
これの為に買ったといっても過言では無いです。
これが通常の状態。
これが20度傾けた状態。
段階的に変えられるのかと思ってましたが、違いました。傾けない(通常)か、傾ける(向かって右側に20度)かの2段階です。
どうしても傾ける部分に意識がいってしまいますが、それ以外の部分の安定感や操作性の快適さも相まって筋緊張の緩和を実現するのです。たぶん。
圧倒的高級感。M570tの上位ではなく別物
MX ERGO買う人のほとんどはM570tからの乗り換えではないだろうか?と勝手に想像しているので比較。
見た目や質感は、圧倒的にMX ERGOが高級感ありますね。
比べてしまうと、M570tはプラスチッキーって感じが…そりゃそうだ価格が違い過ぎる。
手のひらが触れる上部がゴムっぽい素材になっていてフィット感は良いですね。
角度調整の金具がズッシリと重く安定感抜群。
クリックした際、場所にもよりますがM570tが本体に振動と音が響くのに対して、MX ERGOは本体に響きません。剛性も歴然とした差があり、高級感は段違い。
クリック音は少々MX ERGOの方が低く落ち着いています。
ボールの滑り方や、ホイール、各ボタンの操作感から伝わる「高いデバイス使ってる」という雰囲気はバツグン。
角度切り替えは「疲れたら変える」という使い方が良いのかなと思います。
M570tとは異なる使用感なので、慣れが必要かなと思います。慣れていないせいか、ちょっと疲れますwこれはしばらく使ってみないとなんとも言えませんねw
大きさこそほぼ同じですが、高さ、角度はかなりの違いがあり、持った感じの印象が全く異なります。
角度はMX ERGOの”通常状態”を少し傾けたのがM570t。
使い慣れてるせいもあって、比較するとM570tのコスパの良さが光りますね。
単純に上位機種というわけではなく、別物です。
さいごに
総評です。
メリット
- とても心地よいフィット感
- 角度を変えられるので切り替えつつ使用することで負担を減らせる
- ボタン、ホイールが非常に滑らかで高級感アリ
- 左右クリックの振動が本体に響かない
- ボールの滑りも良く広い画面でも楽
デメリット
- 価格が高い
- M570と比較すると別物。M570派は要注意
- ゴムっぽい素材が汗ばむ夏には向かないかも
こんな感じです。
ではでは。