書籍

アイデアを作り出す可能性を高める本「アイデアのつくり方」を読んだ

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みなさんアイデアはどうやってつくっていますか?

壮大な「アイデア」と聞くと、天才的なひらめきや、音楽家の「降りてきた」などを想像します。

現実派な意見だと「降ってくることはない、頭で考えるしかない」などという意見も。

どちらも「アイデア」さえ得られれば良いわけなので、やり方は人それぞれ、正解はないと思うのですが、できれば精度を高めたい…って思いません?

そのことについて研究を重ね、ひらめきの解明とその方法までを具体的な内容に落とし込んだのが今回紹介する「アイデアのつくり方」です。

アイデアのつくり方

 自分でみつけだしたこの貴重な公式をなぜ私が惜しげもなく公表するのかとおたずねになるなら、この公式について私が経験から学んだ二つのことを諸君にうち明けよう。

 第一は、この公式は、説明すればごく簡単なので、これを聞いたところで実際に信用する人はまず僅かしかいないということ。第二は、説明は簡単至極だが実際にこれを実行するとなると最も困難な種類の知能労働が必要なので、この公式を手に入れたといっても、誰もがこれを使いこなすというわけにはいかないということである。

もうまさしく周富徳がチャーハンのつくり方をテレビで惜しげもなく披露するかのようですね。教えても同じことはできないでしょ?的な。

本書の中では5段階の方法を具体的に解説してあります。

  1. 資料を集める
  2. 資料を咀嚼する
  3. 問題を無意識の心に移す
  4. アイデアが生まれる
  5. 生まれたアイデアを具体化し展開する

ひとつひとつの内容がとても濃くて面白いです。

読み終える頃には、ひらめきについても、考え抜いて絞り出すことについても、アイデアが生まれる仕組みは同じであることがわかります。

アイデアとは何か?

そもそもアイデアとは何か?という着想の基本となることについても断言してあるので起点についても迷うことはないはずです。

そして、上記の5段階の技術ともう一つ大切なのが「心の習性」。この2つが両輪となって、アイデアは生まれるんですね。

具体的な技術の方法、それを消化させるための修練方法まで学べます。

さいごに

60分で読んでしまえるので、1日の通勤、通学で読めちゃいます。

言葉使いはアカデミックで最初はとっつきにくい感じがするかもですが、内容はとても簡潔に書かれており、濃いです。繰り返し読みたくなるバイブル的書物。

もちろん音楽のアイデアにも使える発想法だし、すべての物事に通ずる真理だと思うのでオススメです。

ではでは。

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