野村克也氏が逝ってしまわれてとても寂しいです。
僕自身、子供の頃それなりに草野球小僧ではあったが、野球部に所属したことはないし、それほど野球に詳しいわけでもなく、熱心でもありません。
でも野村克也氏、ノムさんは大好きでした。ってなわけで、本日はノムさんについて少しだけ語りたいと思います。
最強の野球人
選手・監督時代を通じてここまで輝かしい結果を残した方もそうそういません。文武両道であり、指導者としても超一流。
三国志で例えると、長嶋茂雄氏が劉備玄徳なら、ノムさんは曹操孟徳かな。
まず、この圧倒的能力の高さによって残した結果が圧倒的指導力にも繋がるわけですが、決して数字に胡坐をかくことなく、すべてにおいて頭を使って結果を残し続けた方なんですよね。
正直、ヤクルトの監督時代にテレビで見ている分にはそこまで魅力は感じていなかったのですが、ふとしたきっかけで何冊か本を読む機会があり、そこから一気にノムさんのファンになりました。
ノムさんの頭の良さが好き
野球界にも頭の良い方はたくさんいますが、ノムさんほど頭が良い人はいないんじゃないかなと思います。
ぼくが語るまでなく、数々の著書を読めば凄さが分かるのですが、とにかく博識で考える力が強いし、言語化能力も恐ろしく高い人なのです。
もう一点、凄いなと思うのは気づきの多さ。様々な場面で気づきを得ている量が圧倒的なんですよね。情報収集の上に、膨大な気づきがあり、それが蓄積されているので最強なのかなと。
上にも貼った画像のとおり「野球は頭だ」と持論を持っておられ、弱いチームでも頭を使えば勝てると。ノムさんの代名詞でもある「ID野球」ですね。
何の世界でも同じ
「野球は頭だ」というのは他の世界でも同じことではないでしょうか。例えば「音楽は頭だ」(言ってみたい・・・)とかも言えそうです。
個人的な解釈では「たくさんの情報を集めて分析をし、相手を知る。そして自分の頭でどうすれば良いのか考えることが大切」なのではないかなと。
ノムさんの本を何冊か読むうちにそのように考えるようになりました。
これは、三田紀房氏の本にも通ずる部分があると感じます。
チームが弱いから・・・、アイツは特別だから・・・とあきらめてしまうのは、向き合う事、考えることを放棄した言い訳でしかないのです。
さいごに
ノムさんの本を読んでいない方は大きな機会損失です。内容は野球好きかどうかは関係なく読める内容です。
情報の扱い方、頭の使い方、人心掌握術、精神論と全てにおいて勉強になるし、普遍的な真理が学べます。
もうすぐ新刊も出るので要チェックですね。
ではでは。