音源

INTEGRA-7をオーディオインターフェイスとして使う

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INTEGRA-7を買ってまだ間もない事もあり、浮かれてます。

氏家さんよろしく「ヨーロッパ車みたい」な外観に惚れ惚れです。

そんなINTEGRA-7をオーディオインターフェイスとして使う事にしました。

気になるレイテンシーも調べてみたので、私と同じ事考えてる人は参考にしてください。

 

オーディオインターフェイスとしてのINTEGRA-7

接続はめちゃシンプルです。私の場合、ボーカルを録るわけでもなく、ギターを弾くわけでもないのでこれで完了です。

integra-7 接続
※公式マニュアルより抜粋

接続はたったこれだけ。オーディオインターフェイス不要、というかINTEGRA-7がオーディオ/MIDIインターフェイスです。しかもRolandの資産(ほぼ)全部入りの音源がvstから操作可能でトータルリコール可能という。しかも、インプットから取り込んだ音源にモーショナルサラウンドをかけることも出来ます。

image_01_L

制作時に同時使用するハード音源は、INTEGRA-7ともう一台使うくらいですから十分なのです。あとはソフトシンセで。

キーボードはSuperNatural(以下SN)対応のA-49を使っているので更に快適です。Rolandの鍵盤タッチが好きというのもあります(弾けないクセに

 

レイテンシーについて

気になるレイテンシーですが、手持ちのUA-25EXと比較してみました。

IMG_1477 ua-25 レイテンシーintegra-7 レイテンシー

デフォルトの設定です。入力はそれほど差がありませんが、出力はかなり開きがありますね。

UA-25EXはオーディオインターフェイスの中では安価ですが、比べるとやはり専用機といった感じですね。いくら最新のフラッグシップ音源だろうと、おまけインターフェイスには負けんぞと。

さて、INTEGRA-7のレイテンシー調整をやっていきます。

CPUの悲鳴は聞かないふりで目いっぱいバッファを下げてみます。

バッファ最小バッファ最小2

いいですね!入力と出力合わせても9ms以下です。しかしこれではCPUが固まってしまいます。参考までに。

次はCPUに負担はかけずにバッファ最大値です。

バッファ最大バッファ最大2

これもこれで使いモンになりませんね。やまびこか!ってくらい遅れます。

というわけで、リアルタイムレコーディングはほぼやらない私はこのくらいでやってます。

ちょうどいいちょうどいい2

出力レイテンシーが10ms台。これくらいであれば、ソフトシンセを鍵盤で弾いても違和感はありません。リアルタイムレコーディングをやる方、レイテンシーに敏感な方は物足りないでしょうけど、私は十分です。

INTEGRA-7の音源レイテンシー

 

いくつか測ってみたけど最小は1.8msecくらい。かなり速い。もしかするともっと速いパッチやセッティングがあるかもしれない。パッチによってばらつきが大きい。傾向として、やはりPCMが速くてSuperNaturalは遅い。とはいえ、遅いものでも4.2msecなのでPCやKronosのような遅さではない。
 
Si7_lab: Integra-7 is fast, but....Si7_lab: Integra-7 is fast, but…. 

音源自体の発音レイテンシーです。SN音色は少々遅いみたい。エディターでの音色切り替えについてもSN(アコースティック)音色はPCMに比べてロード遅い。音と奏法をダブルでモデリングしてるから重たいんですかね。

レイテンシーなんて気にしてないで買っとけ!

 

禿同w

Integra-7 のレイテンシー: K_Take所長のチラシの裏Integra-7 のレイテンシー: K_Take所長のチラシの裏

 

 

レイテンシーの最適値については藤本さんの記事がわかりやすいです。

【シリーズ テクニカル用語徹底解説】その7 レイテンシー設定の最適値 [DTM・デジタルレコーディング] All About【シリーズ テクニカル用語徹底解説】その7 レイテンシー設定の最適値 [DTM・デジタルレコーディング] All About

 

ソフトシンセの音が良くなった(UA-25EX比)

正確には「音は良くならない」んですが(当たり前)、出口が変わったので耳に届く音が変わりました。

今ではUA-25EXのD/Aで変換された音を聴いていました。INTEGRA-7から直に音を聴くようにしたらソフトシンセの音抜けが良くなりました。これがD/Aの違いですね。

あくまで「耳」の判断ですが、高音域がキレイに出てます。全体的にクリアに響くようになりました。「あ、こんな音だったの?」って感じ。UA-25EXで聴いた時はちょっと曇った感じだったんですが、抜けの良いクリアな質感で芯があるように感じられました。嬉しくて色んなソフトシンセを立ちあげて聴きまくってます。

でも、今までUA-25EXにはまったく不満はありませんでした。だって他のを使った事ないからwなので比較したことありませんでしたから。今回が初めてです。

RMEとか明らかに音が良い!とか感想を見かけるので、高級オーディオンインターフェースを一度は使ってみたいと思ってはいますが、今回INTEGRA-7を使ってかなり満足したので、当分それもなさそうです。

ソフトシンセで音を出すと、オーディオインターフェイスのせいなのかな、どうしても楽器の音ではなく、キレイすぎてオーディオの音という感じがしてしまう。でもハードだからなのか、楽器の音がするんですよね。

 

藤本さんの篠田さんインタビューでこんなこと仰ってます。ということは、

INTEGRA-7=フラッグシップ音源=D/Aが良い=ソフトシンセの出音も良くなる 

で、合ってますよね?w

Rolandの歴史すべてが詰まった音源、INTEGRA-7とは? : 藤本健の“DTMステーション”Rolandの歴史すべてが詰まった音源、INTEGRA-7とは? : 藤本健の“DTMステーション”

聴いた感じ、質感変わったのは間違いないので少なくともUA-25EXよりもD/Aの質が良いということでしょう。

所長さんいわく、D/Aは「QUADCAPTUREとかと同じ部品では?」とのこと。詳し過ぎていつも感動してますw

INTEGRA-7のインタビュー: K_Take所長のチラシの裏INTEGRA-7のインタビュー: K_Take所長のチラシの裏

ご存じの方も多いと思いますが、K_Take所長さんはINTEGRA-7のエディターを作られたすんごいお方です。

シンセ音色研究所シンセ音色研究所

 

さいごに

シンプルな環境で、ハード音源とソフト音源の融合が実現出来た事に非常に満足してます。双方の良い部分を使い分けられるようになると曲に味わいがでそうです。

モニターの聴こえ方も変わったので、ミックスもうまくいくといいな!という甘い期待もあります(勉強せぇ

最高の音源に、快適な環境でハードルが上がりっぱなしですが・・・日々精進ですねw

ではでは。

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