鍵盤弾けないDTMer、注目!
ピアノフレーズはベタ打ちだと違和感だし、サンプルだと調整がほぼ効かないので、使いづらい…でも鍵盤弾けない…
そんな悩みをお持ちのDTMerにはドンズバなピアノ音源がVOGUEです。
弾けない、打ち込むのめんどい、そんな悩みをサクッと解決してくれますよ!
VOGUE
VOGUEは、5種類のピアノサウンドと、自動フレーズ演奏機能を搭載したバーチャルピアノスト音源です。
鍵盤ひとつ指一本でフレーズを演奏する機能(Playerモード)と、通常のピアノ音源(Instrumentモード)として使用することも可能。
フルサイズのグランドピアノからサンプリングしたというサウンドは、超絶リアルというわけではないですが、豊かな響きを持ちつつも、UJAMらしく、様々なジャンルで即戦力として使いやすい質感に仕上がっています。
目玉であるピアノフレーズは、とりあえずMIDIパターンを並べましたよーという感じではなく、かなり自然で一聴して「これなら使える!」と思えるのがポイント。
5種類のピアノサウンドを収録
ピアノのバリエーションは5種類から選択可能です。
- Emotion
- Ballad
- Concert
- Power
- Plastic
Concertがポピュラーなピアノサウンドで、Emotionが柔らかくメロウ、Baladはその中間。
Powerはハウスなどに合いそうな、PCM音源を彷彿する硬質なサウンドで、Plasticはそれを更に軽くしたような感じです。
[Dark⇔Light]のスライダーがフィルターのような役割になっており、それぞれを暗く⇔明るく調整できます。
同社が誇るマルチエフェクターのFinisherのアルゴリズムも搭載しているため、ローファイな質感を足したり、ピアノとは思えないような処理を施したりすることも可能。
DAWにドラッグ&ドロップ可能な豊富なピアノフレーズ
30種類のスタイルが用意されており、それぞれに6種類ずつのバリエーションがあります。(30×6=180種類)
ジャンルとしては、ポップスに合いそうなものが多い印象ですね。
どれもが使いやすさと、程よい人間臭さを持ち合わせているので、作曲出発点で着想目的のアイデア出しとして、アレンジをより充実させるためのバッキングとしても使えそう。
DAWにドラッグ&ドロップで貼り付けられるため、細かい部分は簡単に編集可能です。
MIDIデータで見ると、非常に繊細なパラメーターなことが確認できますね。
また、ピアノロールを編集せずとも、[Swing]や[Humanize]を調整するだけでも、より人間臭さを増したり/減らしたりがワンタッチで行えます。
さいごに
フレーズをVOGUEで作成して、他のピアノ音源で鳴らすという応用もできるので、ひとつあると重宝しそう。
UJAMらしさがしっかり出ている、とてもよいピアノ音源だと思います。
ではでは。