Sponsored By YAMAHA MUSIC JAPAN
モバイルオーディオインターフェイスの新スタンダード。
Steinbergの最もコンパクトなオーディオインターフェイスとなる「IXOシリーズ」は、コンパクトかつスタイリッシュな外観で、持ち運びがしやすく、いつでもどこでもハイクオリティな音楽制作ができることをコンセプトに開発されました。
楽曲制作から配信までをしっかり行える機能性と、妥協を許さないクオリティ、そして何と言ってもリーズナブルであることが大きな特徴です。
この度、YAMAHA MUSIC JAPAN様(@SteinbergJP)からIXOをお借りして実際に使用してみました。
それではレビューしていくので、是非最後までお読み下さい。
Steinberg IXO
「音楽制作や配信は、家に篭って据え置きPCでやるもの」という概念は一昔前の価値観なのかもしれません。
この度リリースされたIXOシリーズは、冒頭でも触れた通り可搬性に優れていることはもちろん、モバイル環境での音楽制作・配信に必要な機能が盛り込まれたオーディオインターフェイスです。
今まで同社の小型オーディオインターフェイスといえばURシリーズが彷彿されますが、さらにコンパクトに軽量になっているので、今までURを持ち運んでいたという方にも朗報ではないでしょうか。
充実の完成度。コスパが高い
手に取ってまず感じたのが、とても軽くてコンパクトな上にデバイスとしての完成度の高さ。
筐体の手触りが非常に上質で、薄く成型された鉄製の外装はまるでアルミ製のようです。また、上部中央にSteinbergロゴが刻印されているのも良いですね。
見た目が良い、質感が高いのは大切なポイントですね。良い機材は見た目も良いのです(迫真
また、ボリュームなどのツマミを回した手応えも、程よい重さ加減でいい感じ。
ヘッドホン出力端子とギター入力端子には金メッキが施されています。
IXO 22とIXO 12の違い
IXOシリーズは2種類の製品が展開されています。
画像、上が「IXO 22(ブラック)」、下が「IXO 12(ホワイト)」です。ちなみにそれぞれブラックorホワイトのカラー展開あります。
機能が異なる部分は次のとおり。
- インプットの数(IXO 22はマイクプリ×2)
- IXO 22はヘッドホンアウトのボリュームが独立
- IXO 22はダイレクトモニターのMONO/STEREO切り替えが可能
IXO 22ではMONITORボタンでインプット/アウトプットのルーティング切り替えを行うことが可能。
これにより、インプット1の音声がLのみに、インプット2の音声がRチャンネルのみに出力されるように切り替えることができるるため、特に配信などでは活用できそうですね。
最低限の機能を持つシンプルな「IXO 12」、同じ筐体サイズにも関わらず痒い所に手が届く仕様になっているのが「IXO 22」といったところでしょうか。
背面は、IXO 22、IXO 12共に同じ仕様です。
PCで使用する場合には、電源不要のバスパワー駆動OKですが、iPadやiPhoneと接続して使用する場合、アダプターやモバイルバッテリーからのUSB-Cケーブルを使用した電源供給が必要です。(アダプター及びケーブルは付属しないので注意)
挿し間違えを防ぐために文字だけでなく、デザインが施されているのも親切で良いですね。
音質について
安価でありながら軽量となると、多くの方が「音質は大丈夫なのだろうか?」と疑問に思われることでしょう。ですがその辺りも、最新の技術進歩により、コストを抑えつつもハイクオリティなレベルを実現しています。
マイクプリアンプは、Class-Aではあるものの、URシリーズなどにも搭載されるYAMAHA開発『D-Pre』ではなく、より良いものに刷新されているとのことで、今回設計をイチから見直しているそう。
そして、出音のキモとなるアウトプットですが、最大サンプリングレート192kHz、24bitのAD/DAコンバーターが搭載されており、ハードウェアコンポーネントが最適化されています。
エントリーモデルとはいえ、クオリティ担保している設計なのは、安心できますね。
実際にいくつかのソースで出音を確認してみたところ、確かにクリアで色付けのないSteinbergサウンドで、良い意味で硬質、ダイナミクスをしっかり感じることが出来るモニターライクな質感でした。
楽曲制作はもちろん、ポッドキャストや配信などにも適しているのでは。
IXO 22とUR 22Cの外観比較
UR 22Cもお借りできましたのでサイズ感を比較してみました。
横幅はほぼ同じですが、奥行きにかなり差がありますね。IXOが102mm、UR22Cが159mmとなっています。
重量はUR22Cが1000g、IXO 12とIXO 22はほぼ同じ(450g)です。
UR 22Cもオーディオインターフェイスの中では小型な部類ですが、IXOはさらにコンパクトなのが分かりますね。
ここまでコンパクトで軽いとなると、これまでURを持ち歩いていたという方はかなり違いを感じることが出来るのではないでしょうか。
URシリーズの詳しい機能については割愛しますが、IXOシリーズは配信/制作をモバイルも視野に入れたコンパクト軽量モデル、URシリーズはより制作向けに特化したモデルとなります。
付属ソフトウェア
- Cubase AI(世界的人気を誇る音楽制作ソフトウェアの基本機能を搭載したモデル)
- Cubasis LE(iOS用 マルチタッチDAWアプリ)
- Steinberg Plus(VSTiやループサウンドなどの一部を無償提供)
Cubase AI
Cubase AIでは、合計48トラック(インストゥルメントトラック16、オーディオトラック32)使用可能なのため、簡易的な楽曲であればCubase AIでも十分に音楽制作が可能です。
また、マルチ音源のHALion Sonic、ドラム音源のGroove Agent SE、25種類以上のオーディオエフェクト、様々なジャンルに対応したオーディオ素材など、即戦力となる音源が付属しているのは非常に頼もしいですね。
Cubasis LE
Cubasis LEは、”CubaseのiOSバージョン”とも言えるアプリで、いつでもどこでも楽曲制作が可能になります。
オーディオインターフェイスと接続することで、ギターやボーカルなどを録音することも出来るので、まさに可搬性に優れたIXOとの相性はピッタリでは。
Steinberg Plus
Steinbergが誇るバーチャルアナログシンセサイザー「Retrologue」やウェーブテーブルシンセサイザー「Anima」など、中身はかなり本格的。
その他にも、総額1万円分以上のサンプルパックも用意されています。
詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。
さいごに
シンプルなIXO 12も魅力的ですが、配信をしっかりやってみたい場合は、機能的な魅力に磨きがかかったIXO 22の方が良いのかなと感じました。
これだけの内容で、わずか1万円台なので、気軽に音楽制作や配信を始めたい方にとっては是非ともオススメしたいですね。
まだ、既にオーディオインターフェイスを持っているという方は、持ち出し用に如何でしょうか。
IXO 12及びIXO 22の単品以外にも、音楽制作向けの「IXO Recording Pack」や、ポッドキャストやSNSコンテンツ向け「IXO Podcast Pack」といったお得なパックもラインナップされているので、そちらも合わせてチェックしてみてください。