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スピード感のある歯切れ良いサウンドが好きな人集まれ!!
国産カスタムIEM(インイヤーモニター)で有名な、FitEarから初となるコンシューマ向けヘッドホン、Origin-1がリリースされました。
先に言っておきますが、Origin-1、めっちゃ好みです…!
あくまで個人的主観ではありますが、ドンズバなサウンドだったので、一時は案件なことを忘れて夢中になった次第。
Origin-1にどういった特徴があるのか、ぼくがどのような部分を気に入ったのか。
同じように好きな人はきっといるはず。是非最後まで読んでみてください。
Origin-1
Origin-1がリリースされた経緯を簡単にご紹介しましょう。
発売元のFitEarは、国内のプロフェッショナル・オーディオ市場において高いシェアを誇る、プロミュージシャン向けカスタムIEM(インイヤーモニター)の製造販売を行う日本企業です。
IEMにおいては、これまでもコンシューマ向けとして多数リリースされていることもあり、プロだけでなく、一般の方でもご存知の方は多いのではないでしょうか。
一方で、FitEarが手掛ける業務用ヘッドホン「Monitor-1 SR(Studio Reference)」は、業販のみの展開で、一般では手に入れることが難しかったんですよね。
そこで今回、満を持して登場したのが、Origin-1。
業務用ヘッドホン「Monitor-1 SR(Studio Reference)」を元に開発された、FitEar初のコンシューマ向けの密閉型ヘッドホンとなります。
こちらがMonitor-1 SRの画像。
見た目こそほぼ同じですが、中身はプロ仕様を引き継ぎつつも、リスニングも考慮した設計となっているようです。
Origin-1は、PAオペレーションやミックス、マスタリングといった音楽制作の最前線で求められる「信頼性の高いサウンド」を、そのままリスニング環境で楽しむことを可能にしました。
出典:Origin-1 FitEar(アユートwebサイト)
Origin-1用にカスタムチューニングドライバを採用
コンシューマ向けにOrigin-1をリリースするにあたり、カスタム・チューニング40mm径ドライバーが採用され、繊細なサウンドと耐久性を両立したとのこと。
Monitor-1 SRも40mm径ドライバーなので、チューニングを最適化したということだろうし、基本的にはMonitor-1 SR同等のサウンドということですよね。
ドライバーの設計を担当したのは、声楽(音響)エンジニア周慧軍氏が「優れた音質を合理的な価格で」を実現するため設立した、中国は深圳(シンセン)にあるQIGOM。
QIGOMは、2004年の創業からヘッドホンユニット生産で基盤を固め、現在はハイエンドなHIFI平面駆動型イヤホン・ヘッドホンを軸に、独自の特許技術で製品を展開しています。
ハードウェアを担当したのは城下工業(Sound Warrior)
そして、ハードウェアの設計/製造は、業務用音響機器で豊富な実績を持つ城下工業が担当。
創業から100年以上続いている日本が誇る老舗企業です。
独特な形状をしたイヤーパッドは、独自のエルゴノミックデザインを採用しており、遮音性とフィット感、そして長時間使用でも疲れにくい構造となっています。
なお、このイヤーパッドはSound Warrior製のヘッドホンにも採用されているので、知っている人には馴染み深いものかもしれませんね。
それぞれの得意分野を追求しているメーカーとのコラボすることにより、サウンドとデバイスの品質を相互に高め合うことに成功。ヘッドホンとしての完成度を高いレベルに。
品質の追及に余念がなく、良いものを届けたいという開発サイドの熱量を感じます。
それでは開封していきましょう。
無骨な元箱で個人的には好きな雰囲気。
収納や持ち運びに便利なソフトケースが付属。割としっかりしています。
本体はシンプルなデザインですが、安っぽさは皆無で質感が高い。
重量は330gと少々重たい部類ですが、その分堅牢なオーラを放っているように感じます。
着脱式の6.3mm専用ケーブルと、3.5mm変換ケーブルが付属します。
音質評価
サウンドについて評価していきます。筆者はこれまでに、制作用途としては10数台ほど数千円〜十万円台まで様々な価格帯の製品を使用してきました。
各項目、★5つで満点とします。☆は0.5点です。
※6.3mm標準プラグ3mストレートケーブル接続時
- 高域音質・・・・★★★☆
- 中域音質・・・・★★★★☆
- 低域音質・・・・★★★★
- 解像度・・・・・★★★☆
- 音場の広さ・・・★★★☆
- 音の艶・・・★★★☆
- モニター・・・★★★★★
- リスニング・・・★★★★
- 本体の高級感・・★★★★☆
※あくまで筆者の手持ちのヘッドフォンと、今まで使用した製品との相対的評価です。今後使用していく過程で変化する可能性はありますので参考程度にとどめてください。
肝心のサウンドですが、持っているヘッドホンと聴き比べしつつ検証しました。
密閉型の特徴がよく出ていて、とても歯切れ良く、スピード感があるというのが第一印象。
低域
低域はスーパーローまで伸び良く鳴る、というよりは、引き締まっていて、歯切れ良く、早くてパンチがあります。
太いキックなんかは音の塊が耳にぶつかってくる勢いw
心地よい表現にテンション爆上げ!こ、これ、ワイが好きな音や!
無駄に多過ぎず、ブーミーな濁りもなく、ソリッド。
中域
中域はしっかり目に出ていて、リズム隊がとても心地良い。アタックの先端、トランジェントが見えやすいですね。
とはいえ、ゴチャついた感じや、押し出し感があるわけではなく、見通しは良いです。
高域
高域も割と出ていますが、耳に刺さるほどではないので許容範囲なのかなと。
長時間聴いて聴き疲れするほどではないですね。
キラキラしてるというよりは、ちゃんと出てる、といったイメージ。
その他の特徴
音の艶はほどほど。ソリッドではありますが、心地よさもしっかり感じられます。
ただ、リスニング向けのヘッドホンで見られるようなひとつひとつの音が溶けあう気持ち良さではなく、あくまで時間軸をハッキリ表現するドライ方向の気持ち良さ。
それから、空間の広さは開放型ほどではないものの、物足りなさは全くないですね。定位もしっかり掴めます。
キックやスネアなどの打楽器や、リズムを刻むベースなどは中毒性すら感じる勢い。編曲やミックスの際にもノリノリで作業できそう。
個人的には好みなのですが、元気なサウンド過ぎて、マイルドなサウンドが好き、長時間聴いてて疲れない方が良い、という人には向かないかもしれません。
制作では、マスタリング用途よりは、レコーディング、ミックス、作編曲で使いたい、そんな印象です。
装着感
密閉型ということもあり、遮音性が高く没入感は非常に高いです。
先にも書いた通り、少々重量がある方なので軽いと言えないですが、1~2時間連続装着していても、それほどの疲れは感じませんでした。
イヤーパッドをはじめ、ヘッドパッドまでを含めた装着感の良さが、負荷をうまく分散しているのかもしれません。
ヘッドホンによっては「横から強く押されている感」「頭に乗ってる感」ってありますよね。
つまり、側圧が強過ぎても弱過ぎてもダメだし、ヘッドパッドの形状とのバランスも大切。
最終的なフィット感は、頭の形状やサイズにもよるところなので、あくまで参考ですが、重量の割には重さを感じない、というのが感想です。
まぁとにかく、なんといってもこのイヤーパッドですよ。
見た目の高級感としっとり心地よい付け心地は、装着する喜びを掻き立てる効果があります。
さいごに
Origin-1は、こんな人に特にオススメです。
- 引き締まった歯切れ良い低域が好き
- リズム隊の音をもっと楽しみたい
- 制作時はノリノリで作業したい
- 付け心地が良いイヤーパッドのヘッドホンを探していた
ノリノリで元気なサウンドをお求めの方、特に打楽器の心地よさに浸りたい方は一聴の価値アリです。
ジャンルとしては、キックやベースがゴリゴリのEDM、乱れ打つドラムサウンドのメタルなどには特にハマるのではないかと。
個人的には、手持ちの密閉型ヘッドホンでは現時点で1番のお気に入りです!
ではでは。
