フィジカルコントローラーなんて要らない…と、ずっと思ってました。
トラックボール/マウスとキーボードのショートカットで困ってないし、道具も増やしたくなかったので、正直なところ「専用コントローラーがないと困る」という場面は、そこまで多くなかったんです。
ただ、良いものがあれば、欲しいには欲しい気持ちはあるのも事実。
使いやすくて、サイズ感もよくて、Cubaseに最適化されたフィジカルコントローラーは無いものか…(同じ気持ちの人、同志!)
そう、そんな気持ちをずっと抱えたまま、「まあ無いなら無いでいいか」と半ば諦めていたところに、リリースされたのがCC1です。
Cubaseユーザーはもちろん、フィジカルコントローラーを導入検討している方は是非さいごまで読んでみてください。
YAMAHA CC1
YAMAHA CC1は、DAWやその他のアプリケーションをより直感的に、よりスピーディーに、より快適にしてくれるフィジカルコントローラーです。
主な特徴は次のとおり。
- タッチセンス機能搭載100mmモーターフェーダー
- エフェクトやシンセの操作、プロジェクトカーソル(再生バー)の操作などにも使用可能なAIノブ
- Stream Deckと同等の機能(Stream Deckソフトウェアで設定可能)
- Cubase/Nuendとのシームレスな統合。Protoolsもサポート。
モーターフェーダーや、AIノブはもちろん、ビッグトピックはStream Deckとの融合ですね。
DAWの操作はもちろん、OBSなどとの統合で、音楽制作以外の効率化も期待できます。
サイズ・質感
my new gear… pic.twitter.com/5iyrLL97mK
— ゆにばす(Computer Music Japan/DTM・音楽機材・新製品・セール) (@universe_ex) January 26, 2026
15インチのMacbook Proと比較してこれくらい。まぁまぁ大きめにも感じますが、必要最低限の機能が詰まっていて、無駄は感じないです。
全身金属ボディの触り心地はサラサラしており、細部に渡り剛性の高さが感じられます。
高級感があるので、手元に置いておくだけでもテンション上がる!
ズッシリ重量感もあり(1.1kg)安定しているもの◎。
USBバスパワーで駆動しますが、使用環境により電源が弱い場合は、別途給電も可能。電源不足はControl Centerソフトウェアで確認できます。
フットペダルを接続することも可能で、REC開始などのコントロールを割り当てることもできます。
CC1で何ができるのか?
本体上部には、フェーダー、AIノブ、マルチファンクションノブ、パンノブに加えて、各種ボタン類が搭載。
トラックの選択、再生、停止、REC(録音開始)、ソロ/ミュート切り替え、オートメーションの読み込み(Read)、書き込み(Write)がボタン一つで行えるのは嬉しい。
モーターフェーダー
はい、多くの皆様が想像している通り、オートメーションを簡単に書いたり、ミックスのボリューム調整を目視しつつ物理的にできるのが最高です。
フェーダーの横にはパンのツマミが鎮座しており、ミックス時に活躍すること間違いナシ。
特にミックス時は、トラックを切り替えるとモーターフェーダーがボリューム位置を追従するので、画面を見なくとも音量調整ができる…まるで卓や…ついに卓が…(感涙)
何の記事か、どこのエライ人が言ってたか失念してしまいましたが、ミックスは「ボリュームを上げ下げすれば良い」ので、マウスをあまり触らず、物理でサクサクとバランス調整ができるのは最高です。
操作感は軽過ぎず、重すぎず、音も静かなので、文句のつけようがないですね。
AIノブ
AIノブ!お前AIノブじゃないか!!
形状は異なりますが、フィジカルコントローラーCC121(現在はディスコン)にも搭載されていたAIノブがCC1にも搭載。
AIノブは、対応しているVSTプラグインのツマミや、スライダーを操作できます。
煩わしい設定をせずとも、AIボタンをONにするだけで、マウスポインタの位置にあるツマミなどを操作できるというわけです。
すべてのプラグインに対応しているわけではないですが、正常に動作が確認できたのは、Steinberg、Waves、Native Instruments、SSL、Softube、PluginAlliance(brainworx以外は未対応あり)などです。
※対応製品は環境にもよると思うので、あくまで参考にとどめてください。
思ったよりも対応していましがが、今後さらなる他メーカーへの対応を期待したい。
また、JOGボタンを押す事で、プロジェクトカーソルの操作に切り替えられます。
マルチファンクションノブセクション
上部に搭載されている4つのノブは、LCDキーとも連携しており、役割を切り替えつつ操作が可能。
Steinberg Cubase搭載のチャンネルEQに対応しており、ゲイン、Q幅、など、わずらわしい設定なしでコントロールできます。
CubaseのチャンネルEQはほんの一例で、その他の様々は操作を割り当てる事も出来ます。
まだまだ触り始めですが、個人的な感想(期待含む)としては、作業スピードの向上と、右手への負担軽減が大きいですね。
あとは何より、物理って楽しいw
これまでは、フィジコンはあまり使わず、ショートカット勢だったのですが、慣れたら絶対こっちの方が早いし楽だな~と感じています。
Steinberg Cubase AI付属
DAWソフトウェアのCubase AIが付属します。
トラック数などに制限があるものの、音源やエフェクト、ループ素材などが同梱されているので、すぐに楽曲制作に取り掛かれます。
CC1を購入する人は、何らかのDAWを持っていると思いますが、とりあえずCubase触ってみたい!という人は是非とも。
CC1との親和性も試すことができるのは良いですね。
さいごに
こんな人に特にオススメです。
- Cubase/Nuend、Protoolsユーザー
- 音楽制作者でStream Deckの導入を検討している人
- マウス/トラックボールの使い過ぎに疲れてる人
- PCキーボードをあまり触りたくない人
- 作業スピードを上げたい人
- オートメーションをたくさん書く人
- ミックスでフェーダー上げ下げしたい人
- ツマミを物理で回したい人
CC1が使えるからCubaseに乗り換えようかな?という他社製DAWユーザーの皆様、お待ちしていますw
左手にCC1、右手にトラックボール、このスタイルが新時代のCubaseコントロールになるかもしれないと考えるとなんだかとても新鮮です。
このサイズ感でリリースしてくれたことが何より嬉しい。ありがとうYAMAHA。
ではでは。
