ユーティリティ

サウンドをより素早く正確に視覚化する、Excite Audio VISION 4Xレビュー

スポンサーリンク
   

※本サイトでは、アフィリエイト広告を利用、またはプロモーション記事が含まれている場合があります。

メーターはエンジニアだけのモノじゃない!…っていうくらい直感的。

チャンネルストリッププラグインのLife Lineシリーズや、痒い所に手が届くKSHMR Chainなどで好評を博しているメーカー、Excite Audioからビジュアルアナライザープラグインがリリースされました。

今回のリリースにあたり一足早く触らせて頂くことが出来たので、レビューしていきます。

高名な音楽プロデューサーと手を組んだ製品だけあって、かなり実用的かつ直感的なメータープラグインに仕上がってますぜ。

VISION 4X

VISION 4Xとは、サウンドをより深く、より正確に、理解することができるアナライザー・プラグインです。

スペクトログラム、バーグラフ、波形、位相相関メーターを含む、リアルタイムで同時に動作する4つのカスタムビルドビジュアル分析ツールを搭載。

それぞれのアナライザーはリサイズ可能で、ワークフローに合わせて拡大縮小することができます。

Noisiaとの共作

VISION 4Xは、オランダのドラムンベースプロデューサーである、Noisiaと手を組んで開発されています。

プリセットはNoisiaが特別に作成したものを搭載。

GUIの左下にロゴがあるように、VISIONというネーミングは、彼らのレーベルであるVision Recordingsに基づいているものでしょうね。

主な機能

  • 4つのリアルタイム、高解像度のビジュアルアナライザー
  • カスタマイズとサイズ変更が可能なレイアウト
  • 最大限の情報密度を実現する10種類のカラーマップ
  • カスタマイズ可能な周波数範囲と分析用dB範囲
  • フリーズ表示とズームイン機能により、さらに深い分析が可能
  • マップカーブ/トーンバイアスで特定の周波数にカラーマップをフォーカス
  • DAWに同期した分析タイムフレーム
  • 2つの表示モード – 連続的な視覚化、または選択した時間間隔をループする視覚化のためのオーバーレイ
  • MIDIリトリガー – MIDIを受信するたびにすべてのアナライザーをリフレッシュします。
  • 情報バーはピッチ、ノート、dB、タイミング情報を表示します(A3 +7ct、-3.2db、バー 2.1.1)
  • ステレオ/レフト/ライト/ミッド/サイドモード
  • Noisiaデザインのプリセット
  • M1 ネイティブ

使用感

使い始めは少々難しく感じましたが、パラメーターを触っていくうちにどこに何があるか、どういう役割を持っているか、すぐに理解することができました。

他のメータープラグインに慣れている方であれば問題なく使えるのではないかと。

上にも書いたとおり、Noisia謹製のプリセットが14種類用意されているので、ざっくり目的に合ったビューを表示するところから始めると良いでしょう。

かなり細かくカスタマイズを行うことが可能で、スペクトログラムのQuick Bar Graphなどは、滑らかなLine表示~4分割のバー表示まで調整ができます。

設定欄に直接数字を打ち込むことも可能ですが、ドラッグしながら上下でスムーズに変わってくれるのは◎。

個人的にはこれくらいが好きですね。

大きさ、色、表示スピードなど、様々な項目がサクサク変更が可能で、気に入った設定をセーブしていつでも呼び出せます。

17種類のジャンル別リファレンスカーブ

リファレンスカーブが17種類用意されており、周波数バランスを枠内に収めることでジャンルに適した素早い音作りに大いに貢献してくれそうです。

はみ出した部分が赤色になるのも良いですね。

ステレオイメージの分析

VISION 4Xには、メーターとしての機能だけではなく、Stereo、Left、Right、Mid、Sideを個別に聴けるので、ステレオイメージをコントロールするのに非常に役立ちます。

聴覚と視覚で同時にチェックすることで迅速に処理することが可能に。

さいごに

VISION 4Xさえあれば他のアナライザー/メータープラグインは不要!というものではなく、他のものと組み合わせたいと感じました。

細かすぎず、直感操作ができるので、難しすぎないところが好印象です。

環境にもよるかもですが、動作は極めて軽快で、負荷はほぼ感じないですね。

ではでは。

VISION 4Xの詳細はこちら