小室さんお元気なんだろうか…。
「小室さんは電子音楽というより、ロックの人だ」というようなツイートを見かけて思い出した小室さんはドラムを鍵盤で手弾きで打ち込んでるって話。
— ゆにばす(シンセサイザー/ゲーム音楽) (@universe_ex) 2018年1月28日
※手引き→手弾き
これについて掲載されていた本を思い出したのですが、キーボードマガジンでした。
ってなわけで、一部をご紹介したいと思います。
※この記事は2018年2月2日に投稿したものを、加筆修正したものです。
人の感覚が圧倒的プライオリティ
小室氏 ダンス・ミュージックの場合は4つ打ちのキックからだったりするけど、ポップ・ソングはまずベース。その後にドラムを鍵盤で打ち込みます。もうドラマーになったつもりで(笑)。
ーステップでの打ち込みは?
小室氏 ありえないですね。曲の頭から終わりまで通しで手打ちです。
ー4小節打ったらそれをコピーして、とかでもないんですね。
小室氏 キック、スネア、ハットなら指3本で簡単にできますから。
ークオンタイズはどうなんですか?
小室氏 最近しないですね。コンピューターで構成するのではなく、あくまで手動は人の感覚。それが圧倒的なプライオリティを持っているんだっていうところを重視しているんで。よく聴くと相当揺れはありますけどね。ピアノが加わるとさらに揺れもプラスされて(笑)。
ピアノはわかりますが、ドラムを手弾きしてクオンタイズも無しという。シンセ中心の打ち込み音楽だからこそ、人の感覚がプライオリティになるということなんですね。
小室さんの楽曲すべてに当てはまるかどうか定かではありませんが、小室サウンドに独特の揺らぎがあるのは確かです。きっとこういう部分が大きく作用しているのでしょう。
確かに手で打ち込んだ方が面白いし、早い場合もあろうかとは思いますが、EDM系のドラムも手打ちというのはかなり異端ですよね。コピペじゃないのか…。
さいごに
突如引退されてしまい寂しい限りですが、どこかのタイミングで返ってきて欲しいですね。
ってかYouTuberとかやって欲しい。
2007年のTMN「SPEEDWAY」で使用したシンセ話など、結構濃い内容になっているので、小室さんファン以外の方、シンセファンのみなさまも是非、読んでみてください。
Kindle Unlimitedであれば無料です。
ではでは。