実は、専用コントローラー不要っていう。
作曲をアシストしてくれる機能を多数搭載した、使いやすく非常に便利なソフトウェアROLI Studioのご紹介です。
“ROLIのソフトウェア”というと、Seaboradなど専用のコントローラーが必須なのでは?とイメージする方もいると思いますが、一般的なMIDIデバイスで使用可能で、ソフトウェアのみを単品購入することもできるんですよね。
今回はROLIのデバイスを使用せずとも、戦力となるポイントをピックアップしてみようと思います。
ROLI Studio
ROLI Studioには、シンセサイザープラグイン「ROLI Studio Player」と、ドラムプラグイン「ROLI Studio Drums」の2種類のプラグインが含まれています。
ROLI Studio Player
ROLI Studio Playerは、Equator、Cypher2、Strobe2など3種のシンセから厳選した音色を統合するトータルプラットフォームとして機能。
MPEサウンドが300種類、全体で500以上のサウンドが用意されています。
シンセサイザー系の音色が多いですが、アコースティックピアノや、エレピ、ストリングスなどの楽器も収録。
プリセットブラウザは楽器のイメージアイコンをクリックして絞り込みを行えるのでイメージする音色にたどり着きやすいです。
細かい調整は出来ないものの、プリセット自体が優秀なので即戦力になるものばかりです。
それぞれ気に入ったらフルバージョン(単品)も是非。かなり強力です。
https://synthsonic.net/archives/fxpansion-cypher2-%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc.html
ROLI Studio Drums
240種類のサウンド、15種類のキットを用意したドラム音源です。
機能紹介
Smart Chords機能
Smart Chordは、コード理論が苦手だったり、知識がなくても簡単にキー、スケールに合わせたコードを指一本で鳴らすことが可能となります。
コードプリセットは18種類用意されており、ベース音の追加[Add Bass]や、コードの構成を自動で回転させてくれる[Auto Invert]が搭載。
これにより響きが変わり、進行が単調ではなくなるのが良いですね。
コードの種類はトライアドから、SUS4、6th、7th、9th、11thなどテンションや分数コードが用意。
まずはコードプリセットを選んで鳴らすだけでも一曲出来そうなクオリティです。
また、Strumを調整すれば、弦を弾く様な奏法も指一本で可能となります。
作曲で最も大変なゼロ→イチの作業を補ってくれるのは、大変なメリット。
Arpeggiator機能
3レイヤー構成でレイヤーごとに発音数とレートを選択可能な高機能アルペジエーターです。
かなり複雑なアルペジオを組めるので、感覚的にパラメーターを触るだけでクリエイティブなツールとして活用可能。インスピレーションが期待できます。
プリセットは10種類用意。
Smart Chordと組み合わせることで、曲の一部が出来上がってしまうほどのレベルです。
Audio Effects
14種類のエフェクトを割り当てることが可能な、XYパッド付きの4つのエフェクト・スロットを搭載。
シンプルで直感的にエフェクトを使用できます。
CPU負荷
ROLI Studio Player
ROLI Studio Drums
Playerは4音鳴らした状態、Drumsはリズムを鳴らした状態で計測。
音色によって負荷は異なりますが、概ねこれくらいです。
計測環境は次のとおり。
- OS ・・・Windows10 64bit
- CPU ・・・AMD Ryzen 9 3900X [3.8GHz/12Core]
- メモリ・・・64GB [DDR4-3200 16GB×4]
- DAW・・・Cubase Pro 10.5
- バッファーサイズ・・・1024samples
- サンプリングレート・・・44.1kHz
さいごに
一線級のシンセサイザーから厳選された高品質な音色を使用でき、楽曲制作においては高機能なコードとアルペジオのシステムを備えた多機能ソフトウェアです。
コストパフォーマンスは非常に高いのではないでしょうか。
ユーザーフレンドリーなGUIに加え、操作は至ってシンプルであり、感覚的に使えるため初心者の方にも楽しめる仕様です。
ちなみに、Seaboardを所有しているユーザーは無償で入手可能となっています。
ではでは。
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ROLI Studio