先日の記事について、ナカシマさん(@looppark)が素晴らしい検証をしていただきました。
ソフトウェアで、いかにハードらしさを出すかという長年の野望にまた一歩近づけた気がします。
で、今回一連の流れの一端の終止符としまして、ナカシマさんから授かったノウハウを活かし、Tritonソフトウェアでの検証をやってみたいと思います。
ハードウェアに似せられるか
クイズ記事にも掲載したものを再掲します。
まずはハードウェアの音です。
次に、Tritonプラグインを立ち上げて、ポリで鳴らしたものです。
検証記事にも書きましたが、かなり違いがありますよね。
Tritonをモノで鳴らしてみる
で、今回は4台のTritonを立ち上げ、それぞれモノで鳴らしたものがこちらです。
まず、違うのは全体的にスッキリしました。滲み、濁り感、特に中域の飽和した状態が解消されています。高域も少々柔らかになって聴きやすくなっています。明らかに1台のソフトでポリを鳴らしたものとは異なっています。
どちらが良いかと言うと明らかに、こちらの方が好みです。
なので、ナカシマさんの記事はOmnisphereを使用したものでしたが、Tritonでも同様の変化を得られました。
検証記事でも書いたのですが「単音ではほとんど変わらないが和音では異なる」という部分も理屈が合いますね。
あとは質感
当然ですが、これだけではハードと同じにはなっていません。これは、DAC(アンプ込み)やケーブルの要因もあると思うので、ここは味付けの問題かと思います。
ここは、プリアンプのプラグインや、DACエミュなどで追い込んでいければかなり近づけることができるのではないでしょうか。ワクワクするw
さいごに
中域の濁り、飽和したソフトウェア独特の質感の解消に大きく一歩前進しました。
大きな知見を与えてくださったナカシマさんに感謝申し上げます。
Tritonのみならず、幅広く使えるノウハウだと思うので、同じ部分が気になっている方は是非試してみてください。
ではでは。