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自分の意思で物事を決定し、好きなように生きると人生は楽しい

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ゲームも強えし、思考力も強え。

梅原大吾氏(以下ウメハラ氏)の講演会動画を見て感銘を受けまくったのでレビューしたいと思います。

知ってる人は「やっぱウメハラ氏は最高だ! 」って内容です。

知らない人は衝撃を受けるかもしれないですよ。

※この記事は2017年2月22日に投稿されたものに、加筆修正をしたものです。

梅原大吾氏講演「一日ひとつだけ強くなる」

2017年1月19日、慶應丸の内シティキャンパスにて行われた講演です。

その内容の濃さからかなり話題になりました。

テーマは、著書の一日ひとつだけ、強くなる。について話す予定だったようですが、急きょ「自分の価値観・意思で物事を決断する」に変更され、その理由も動画内で説明があります。

自分のやりたいことをやるということ

ひと通りプロゲーマーの説明と今までの経緯を話された後、問題提起として「みなさん充実してますか?」と会場に問いかけるウメハラ氏。

これには理由があって、ウメハラ氏自身がつい最近まで、原因不明の「つまらなさ」に悩んでいたんですね。

成長が僕の生きがいと思っていましたし、今もそうなんですけど。これ、結構重要な問題で「何の為に成長するのか?」ってことが、自分の中でわからなくなっちゃうと、幸せじゃないな、ということに最近気づきまして。ここ2年くらい、あんまり楽しくないなと。

最初は、ストレスかな?とか、歳かな?とか考えていたんですが、なんかつまんないな。人生こんなものなのかな?これで終わっちゃうのかな?とかそんな気持ちになることが多いんですよ。

僭越ながら、「わかる」気がします。

コレという理由がわからず悶々とすることってありませんか?

頑張ってもいるし、行動もしてるんだけどなんかシックリこない。

あれ、何やってんだろう?…という瞬間です。

自分で決めてなかった

周りから見ればアイツは自分で決めてるという風に見えるはずです。でも、スポンサーのこと、ギネスを受賞したこと、テレビに出たこと、雑誌にも載ったことが、ちょっとずつ自分を変えていってるんですよね。本当に自分がやりたいこと、好きなことがわからなくなって、周りの価値観に合わせ始めてたんですよね。プロだし、eスポーツでゲーム業界盛り上がってきたし、勝つべきでしょ、◯◯するべきでしょと。

知らず知らずのうちに周りに影響を受けて、無意識に決断している、自分自身の本当にやりたいように決めていないということは多々あるはず。

インターネット上では様々な情報に触れる機会があり、影響力の強い方々の意見や情報も簡単に手に入れられる時代です。

そういったこともあって、”無意識に周囲の影響を受けている可能性が非常に高い” のではないでしょうか。

無意識に影響を受けて決断している自分の意思決定が正しいかどうか?ではなく、「自分がやりたいことなのかどうか」が重要なのです。

正解を求めず、自分がやりたいことをやった

プロゲーマーという立場から、知らず知らずのうちに、勝率・効率を優先した考えの元に行動していたウメハラ氏は、悩んだ末、自分のやりたいことを優先することに。

理由は、そちらの方が “ちょっとだけ面白い” から。 

たったそれだけのことなんだけど、この2年くらいずっと退屈だった気持ちが晴れて、毎日が楽しくてしょうがないんですよ。人生って楽しかったな、面白かったんだなと。それまで人の価値観に流されないように生きてきたつもりだったけど、色々うまくいって、周りからおだてられて、持ち上げられて、知らず知らずのうちに合わせて、すげぇ人生つまんなくなるとこだったな、危なかったなと最近気づいたんです。

これって簡単なようで難しいですよね。そのことに気付けない人もいるし、気付いても漠然と悩んでいたりで行動に移せない。

DTM機材でいうところの「必要なものではなく欲しいものを買う」みたいな感じでしょうか。

周囲の期待に応えなくていい

「周囲の期待に応えない」っていうのは迷惑かけるってことになるんでしょうか?ぼくはそうは思わないんですよ。嫁の期待、親の期待、部下・上司の期待、友人の期待、そんなの知ったこっちゃないですよ。勝手に期待するなよと。

だいたい、期待って具体的じゃないんですよ。どうなれば相手が満足するのかって全然明確じゃない。ただなんとなくぼんやり期待している。で、相手を追い詰める。(そんな相手の)期待に応えて、自分は人生つまんないな、って思うんですよ。何の為に生きているのか。それが行きすぎちゃうと、最悪自分で人生終わらせちゃうってこともある。

「人の期待」という”ぼんやり”したものに、人生かけて応える必要なんかない、ということ。

ほとんどの「期待」というのは無責任で、関心があるようでないのが他人なのです。

もちろん、周囲の期待が原動力になる人もいる(場合もある)でしょう。

逆に考えれば、そこまで自分自身やりたいことがないのであれば、周囲の期待に応える生き方も良いのかもしれません。

自分なりのやり方でいい

ぼくは、あなたたちの想像の範囲でぼくは期待に応えませんよと。ぼくはぼくのやり方で、期待に応えますよっていうのが今の心境なんですよね。

仕事である場合、お金や、他人が関わっている以上、なんでも好きなことだけやればよいというわけにはいきません。

なので、周囲の期待も理解した上で、自分の中で咀嚼し、自分ごとにして、自分なりのやり方でどう結果を出していくのか、それを努力することが楽しいわけです。

まさにゲーム感覚という言葉でも言われていることではないでしょうか。

なんのために勝つのか、成長するのかを明確にしておかないと、なんで生きているのかな?となってしまう。できる範囲で、自分の気持ちに正直に、これって自分が正しいと思い込んでたけど、人に正しいと思い込まされているだけなんじゃないのかな?と思うことが、ひとつやふたつはあるはと思いますから。可能な範囲で、俺は俺の好きなように生きるぜってやってもらえたら良いかなと。

自分が正しいと思ったことすら、一度「本当の気持ちなのか?」と疑ってかかること。

ウメハラ氏は一般人とは違う部分で自由ではない部分が多々あるはずですが、やれる範囲で自由にやっているんですよね。

彼の生き方は本当に楽しそうに、充実してみえます。

さいごに

今回の講演は、無意識に人の人生に乗っかってしまっているような辛い思いをしている人から、好きなことをとことん突き詰めていく成長オタクまで、万人に響く素晴らしい内容です。

自分の頭で考え、人の意見に左右されることなく、ひとつひとつをしっかり確認しながら決断し、人生を謳歌していくことが大切ということ。 

特に、自分を見失いそうなとき、忙殺されてしまいそうなときに見ることをオススメします。

あと書籍も全部オススメ。読むべし。