機材

【INTEGRA-7】SuperNATURALアコースティックトーンの仕組みを検証してみる

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SuperNATURALについてシンセ部分にばかり注目してきましたが、今回はRolandのフラッグシップ機にしか搭載されていないINTEGRA-7アコースティックトーンに焦点を当てていきます。

INTEGRA-7を買うほとんどの人はXV-5080とかSRXシリーズの資産が一番の目的で、それに加えてSuperNATURALという、どちらかというとオマケ的な感覚ではなかろうかと思います。矛盾しているようですが実際そんな気がします。

なのでどうしてもあまり注目されていないせいか、内部構造の情報があまり無い気がするので書いていきます。購入検討している人の参考になれば幸いです。

それから、そんな人はいないとは思いますがINTEGRA-7ユーザーでSuperNATURAL使ってない人にも新たに刺激になればと思います(俺w

 

仕組み

roland

Behavior Modeling Technology

「楽器そのもののモデリングに加え、奏法における各楽器独特の振る舞いをもモデリングすることにより、リアルタイムに自然で豊かな表現を可能にする音源技術」とのこと。

鍵盤を押した瞬間にコンピューターが楽器特有の鳴り方等を計算して発音しています。

例えばピアノ音色なども段階的にサンプリングしているわけではなく、無段階的モデリングされてます。

さらに鍵盤やコントローラーを使駆使することで、各楽器特有の奏法による楽器の振る舞いを表現。

Roland独自の物理モデリングテクノロジーってわけです。

楽器によってエディットパラメーターが異なる

 

楽器ごとにパラメーターが異なります。ピアノはエディターの1画面に納まってしまうほどの調整しかできません。

こちらはシンセトーンのエディット画面です。比較してみてください。パラメーターたくさん触れますね。

 

Piano

 

 

ピアノの屋根の開き方を調整したような変化があります。違うかもしれませんが、要は明るくしたり柔らかくしたり。比較の音用意したので聴き比べてみてください。

ノーマル→屋根全開オープン→屋根クローズ

全開だと明るくなると共にこもった感がなくなります。クローズは柔らかくなるだけではなくピアノの箱鳴り感が出てますよね。

E.Piano

 

エレピはハンマーノイズの量を調整。

Organ

 

オルガンはドローバー調整が可能です。

Drawbars

ちなみにドローバーはこんなんです。

Bass

 

Variation(バリエーション)で3つのタイプを選択可能。ベースの場合はOFFはフィンガーベースで、SlapとHarmonicsが選択可能。SuperNATURALキーボードのボタンがなくてもここで切り替えて確認できますね。

今回検証したことで、VariationがSuperNATURAL専用キーボードのS1、S2に割り当てられていることがわかりました。

専用キーボードについてはこちらの記事を参照してください。

【Roland A-49レビュー】SuperNATURALには対応キーボードが必要か? : SynthSonic


ちなみにスラップは音が良過ぎて好き過ぎるw

 

とにかく弾いてて超ンギモッヂィィィィ!!

 

篠田元一さん(@MotokazuShinoda)のINTEGRA-7デモ動画です。こんなに弾けたら気持ちイイじゃろうのぉ・・・。

篠田さんほど弾けなくても、てきとうに弾いていてもモデリング機能が上手に活きてくれるので、気持ちいいんですよ。

DAW上で制作する場合は、CCで細かく書くことも出来ますが、できればリアルタイムレコーディングできると最高だと思います。

お気に入り音色

Trumpet→Air From China→Timpani

ソフトシンセではなかなかこの空気感は出ないんじゃないかなと思います。Air From Chinaは内蔵デモ演奏でも使用されていますが、ホント弾いてて気持ちいい。ヨナ抜きでてきとうに弾くだけでちょっと上手くなった気がします。

さいごに

XV-5080やSRXシリーズの資産も素晴らしいですが、SuperNATURALの実力派底知れないです。

とにかく弾けると強力なのかなと感じます。打ち込みだけではポテンシャルの半分も引き出せないでしょうね。

弾けないって方は買って練習するっていうのはどうでしょうか。

音の良さで上達も早くなる・・・かもしれません。

ではでは。

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