「使いこなすのに一生かかる」というフレーズで、DTM界隈ではあまりにも有名なシンセサイザーOmnisphere 2。
内蔵音色(9,223種類のパッチ)を聴くだけでも数日を要するというバケモノですが、無謀にも拡張音色を追加することが可能で、各社から素晴らしいライブラリが多数リリースされています。
しかし、無限に音色を増やしていっても一生どころか人生2回くらいを消費してしまうため、これぞ!という拡張音色を選びたいもの。
ってなわけで、3つのブランドに厳選してご紹介したいと思います。
BOB MOOG TRIBUTE LIBRARY
エリック・パーシング自らがプロデュースする「BOB MOOG TRIBUTE LIBRARY」は、ハンス・ジマーなどをはじめとるす、世界のトップ・シンセ・アーティスト、リミキサー、サウンド・デザイナー45人が制作した、800以上のサウンドが収録。
Buchla Modular、Jean Michel JarreのEMS Synthi AKS、Hans Zimmerの巨大なModular Moog(1027のラウンドロビンMoog Drumサンプルを含む)、Eric Persingの一点物のOMG-1などのエキゾチックな機材が使用されました。
STEAMエンジンの良さを最大限に引き出している音色ライブラリ。Omnisphere 2ユーザーは全員セットで買って欲しいほど素晴らしいです。
なお、このライブラリの収益は、すべてボブ・ムーグ財団へ寄付されます。
Audiority
AudiorityのOmnispher 2用サウンドパックは16種類ありますが、どれも非常に品質が高くズッシリ濃いサウンドです。
中でもオススメは、すべてのOmnisphere 2ライブラリをバンドルした「TOTAL BUNDLE」。1,729音色が追加されます。
(……きこえますか…格安でOmnisphere 2を手に入れし者たちよ……今… あなたの…心の中に…直接… 呼びかけています……Omnisphereは…使いこなすのに…一生…かかります……が…Audiorityの……拡張音源を買うと…一生かかっても…使いこなせない…でもめっちゃ良い音……)https://t.co/vuLg47GCoS
— ゆにばす(シンセサイザー/ゲーム音楽) (@universe_ex) November 28, 2019
ジャンルも幅広くて、満足度の高い拡張パックバンドルです。
Omnisphere 2用の音色を1,700種類拡張するサウンドパック、Audiority「Omnisphere Total Bundle」が40%OFF!
Plughugger
スウェーデンのデベロッパーPlughuggerは、Waldorf「Largo」のサウンドセット制作からキャリアをスタートさせ、現在では各種サウンドパックや、Arturia、Tone2などのシンセサイザーのファクトリープリセットを手掛けている実力派です。
なんでも中の人が「Omnisphere 2」と、u-he「Diva」の2つがお気に入りとのことで、製品もその2つに注力されているのが分かります。
即戦力として使えるサウンドから、クリエイティブを刺激するサウンドまで幅広く網羅されているので、聴いているだけでも楽しくなってくる音色です。
さいごに
ファクトリープリセットも素晴らしいのですが、専用に作られた音色クオリティは高いですね。
特にボリュームの大きい拡張パックは、セルフアップデートのような感覚も味わえるので、他のプラグインを買い足す前に拡張するのも良い手ではないでしょうか。
ではでは。
SPECTRASONICS Omnisphere 2(ディリゲント)
SPECTRASONICS Omnisphere 2(サウンドハウス)
https://synthsonic.net/archives/spectrasonics-omnisphere-2%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81.html