KORGからFM音源シンセサイザーopsixが発表されました。
FM音源の音色は唯一無二であり魅力的ではあるものの、プロですらも音作りは難しい、諦めたという声も聞かれるほど難易度が高い。
この時代に改めて6オペレーターのFM音源をリリースする理由、それはまさしく”FM音源の再定義”です。
KORG opsix
Opsixは、6オペレーターのFM音源で、40のアルゴリズムが用意されています。
さらに、昨今のプラグインでも搭載されているユーザーが自由に配列をエディットできるユーザーアルゴリズムも搭載。
これだけでも音作りの可能性は無限と言っても良いでしょう。
あえて6オペレーターに留めている、という部分がFM音源のひとつの答えな気がします。
インテリジェンスな音作り
FM音源といえば音作りの難しさが永遠の課題です。
opsixのインターフェイスは非常にインテリジェンスに仕上がっており、氏家さんの動画を見る限り今までで最高の操作性ではないかと推察します。
液晶こそ小さいものの、6つのツマミ、6つのスライダーがシンクロしており、さらにキャリアとモジュレーターが一目で把握可能となるLEDイルミネーションを搭載。
視認性と操作性のハイレベルでの融合が難攻不落な音作りに進化をもたらしていますね。
これはまさに直感的にFM音源で音作りが出来るインターフェイスが完成してしまったのではないでしょうか。
触ってみたい!!
音作り以外の部分も充実
FM音源をただ使いやすくしたわけではなく、進化の部分も充実しています。
- 新開発の6オペレーターFMシンセシス
- OPERATOR MIXERでダイレクト・アクセス
- DATA ENTRYエンコーダーでフル・エディット
- FMシンセを拡張する、5つのオペレーター・モード
- 40のプリセット・アルゴリズムと、ユーザー・アルゴリズム
- 3つのEG、3つのLFO、12系統のバーチャル・パッチによる広範なモジュレーション
- MS-20やPolysixなど、11種類の強力なフィルター
- 3系統、30種類の高品位なエフェクト
- スペクトラム・アナライザーとオシロスコープによる視覚的エディット
- 強力な16ステップ・ポリフォニック・シーケンサー
- 予測不能なランダマイズ
- フェイバリット機能とスムーズ・サウンド・トランジション機能
- 37鍵キーボード搭載のコンパクトなデザイン
さいごに
YAMAHA reface DXもよくできていましたが、opsixは圧倒した感あります。
音も申し分ないし、筐体の色味もDX7のDNAを継承しているのも◎。
ちなみにKORG製品ならではの、おまけソフトウェアも多数付いてくるという大盤振る舞い。
11月下旬に発売予定とのこと。
楽しみ!
KORG opsixhttps://synthsonic.net/archives/fm%e9%9f%b3%e6%ba%90%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%bb%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bc%ef%bc%88%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2%ef%bc%8910%e9%81%b8%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81.html
https://synthsonic.net/archives/%e3%80%90pr%e3%80%91waves-flow-motion-fm-synth%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc.html