アナログ感と迫力が欲しい・・・そんなアナタにPUNISHあげたい。
PUNISHは、5種類のエフェクトを搭載したマルチエフェクターです。
それぞれがハイクオリティで相互作用することにより、トラックを磨き上げ「良い音」にしてくれます。
次のような感じです。
- 音が良い
- 負荷軽い
- デジタル臭くないアナログ感と迫力が欲しい人にオススメ
- コンプやサチュの種類を選択可能でコスパ高い
それではレビューしていきます。
※この記事は2019年7月29日に公開されたものに加筆修正したものです。
Heavyocity PUNISH
高品質なKontakt用インストゥルメントライブラリを擁するHeavyocityから、唯一の「エフェクトプラグイン」としてリリースされているのがPUNISHです。
次の機能を搭載したマルチエフェクトプラグイン。
- コンプレッサー
- サチュレーター
- トランジェントシェイパー
- イコライザー
- リミッター
それぞれのエフェクトの品質が非常に高く、効きも分かりやすい。
立ち上げてプリセットを選択し、調整するだけで存在感が増して、とてもいい感じになります。
コンプ3基、サチュレーター2基、EQ2基搭載
- コンプレッサー・・・Console、Modern、Classic
- サチュレーター・・・Vintage、Modern、Tube
- イコライザー・・・Pre、Post
タイプを選択することで、数多くのバリエーションを構成することができます。
中でもコンプレッサーとサチュレーターの質感が気に入ってます。
音に迫力を出したい、目立たせたい時にかなり有用で、アナログライクな質感を保ちつつ、音が前にググっと出るのが心地いい。
強めにかけると激しく歪んだ音作りもできるし、それでいてリミッターがしっかり止めてくれるので、思い切って音を突っ込む、そしてそれが味になる。
ツマミの数もそれほど多くないし、操作も直感的でカンタンなので、音を聴きながら触っていけば、すぐコツをつかめると思います。
デモ音源
ドラムトラックにPUNISHを立ち上げてプリセット「Clean Boosting」を選択。
リリースを強調したかったので[TRANSIENTS]をONにして、リリースを調整しています。
音がデカかったのでアウトプットを-1.8しました。
適用前
適用後
グググっと迫力が増して、音が前に出ますね。
それぞれのエフェクターが非常に秀逸です。コンプだけでも使いたくなります。
公式デモ
負荷は軽い
これも非常に大きなポイント。
これだけのエフェクトを搭載したプラグインは重たいものが多いのですが、PUNISHは軽いです。
環境を選ばないし、ガシガシトラックに挿せるのは嬉しいですよね。
さいごに
トラックでの派手な音作りはもちろん、バス・マスターで質感をコントロールしたりと、様々な使い方で威力を発揮するプラグインです。
トラックに存在感、迫力を持たせたい、アナログ感を持たせつつ、明るく良い音が欲しい方にオススメ。
ハッキリした効果を得つつ、音に品があり、高級感を失わないのが良いです。安っぽいデジタル臭い潰れ方をしないのがポイントなのかなと。
ではでは。