最近のArturia、シンセよりエフェクターの方が存在感あるんじゃ?
プレートリバーブの名機、EMT140 plate reverbをエミュレートした、Arturia Rev PLATE-140をレビューします。
Arturiaのエフェクターはハズレがないので、期待が高まってからの使用となりたが、しっかり期待に応えてくれるリバーブでした。
※この記事は、2019年12月21日に公開されたものに、加筆修正したものです。
Arturia Rev PLATE-140
3種類のアルゴリズムを搭載しています。それぞれの印象です。
- Punchy・・・残響が他と比較すると少なめ
- Classic EMT・・・最もふくよかなリバーブ
- Modern・・・明るく爽やかなリバーブ
また、[DRIVE]真空管の搭載により、アナログウォームなサチュレーションを付加することが可能です。温かみというよりは少々ノイジーな感じでパンチを与えたい場合に良いかと。
その他、ステレオワイド、フィルターやモジュレーター、EQも搭載しており音作りがかなり追い込める本格派。
音の印象
美しさ、艶を求めるというよりは、音に存在感を付加する役割に向いているように感じました。
キャラクターが結構濃いので、薄いサウンドの輪郭を太くしたりするのに重宝しそうです。
Rare Signalsとの比較
滑らかさ、美しさではRare Signalsの方が勝っているような印象を受けました。
同じEMT140をエミュレートしたものでもキャラが異なるのが面白いですね。
比較することで、なんとなくではありますが、他のエフェクトプラグインにも共通のArturiaの色を感じることができました。
https://synthsonic.net/archives/54523931.html
負荷について
負荷はこのくらいです。リバーブにしては軽いほうですよね。
計測環境です。
- OS・・・windows10 64bit
- CPU ・・・Intel Corei7 3.2G
- メモリ・・・32GB
- DAW・・・Cubase Pro 10.5
- Audio I/O・・・RME UCX
- バッファーサイズ・・・512samples
- サンプリングレート・・・44.1kHz
さいごに
濃いめにしっかり存在感があるプレートリバーブが欲しい人には特におすすめ。
主旋律をグッと華やかにしてくれます。
シンセ屋が作るエフェクト、痒い所に手が届いてる感ある。
ではでは。
https://synthsonic.net/archives/%e9%ab%98%e5%93%81%e8%b3%aa%e3%83%97%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%97-arturia-preamp%e3%82%b7%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc.html
https://synthsonic.net/archives/%e8%a6%96%e8%aa%8d%e6%80%a7%e3%81%ae%e8%89%af%e3%81%84%e3%83%aa%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%96%e3%80%81fabfilter-pro-r%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc.html