こんなん、タダでええの!?
TOKYO DAWN LABS(以下TDL)はドイツのデベロッパーで、音楽レーベルTOKYO DAWN RECORDSの中にあるプラグイン制作チーム。
ドイツなのに、何故東京なのかは知りませんが、フリーとは思えない高品質プラグインを無償配布しています。
フルバージョンはさすがに有償で、更に高機能となっておりプロからも評価の高いのですが、フリー版でもその辺の有償プラグインを凌ぐレベル。
知らない方は必携ですぞ!
※この記事は2019年10月15日に投稿されたものに、加筆修正したものです。
TOKYO DAWN LABS フリープラグイン
TDR NOVA
EQ、ダイナミックEQ、マルチバンドコンプレッサーを統合したプラグイン。
以下の機能が全て搭載されています。
- Parametric equalization
- Dynamic equalization
- Frequency selective compression
- Multi-band compression
- Wideband compression
フリー版は4バンド仕様で、アナライザーも搭載しておりとてもフリーとは思えない機能と品質。
フルバージョンは6バンド仕様で、リファレンスを読み込みEQカーブを生成する「Smart Operations」も搭載します。
高品質モードが使用出来たりと、有償らしく機能が充実しています。
フルバージョンはこちら→TDR NOVA GE
Kotelnikov
シンプルなインターフェイスでとても使いやすい仕様のコンプレッサープラグインです。
元のトーン、音色、パンチを慎重に保持しながら、劇的な量でダイナミックレンジを操作できます。そのため、ステレオバス圧縮やその他の重要なアプリケーションに最適です。
音がクリアなことから「ステルス」と表現されるほど。
それでいてしっかり上品なコンプ感が得られます。
フルバージョンはこちら→TDR Kotelnikov GE
SlickEQ
可変式の3バンドEQです。
40kHzまでブーストできるのが特徴で、とても自然に色付けしてくれるので「イカにもハイをあげました!」というわざとらしい感じになりません。
4種類のEQタイプが搭載されています。
- American
- British
- German
- Soviet
- Japan(有償版のみ)
EQタイプを変更するとインターフェイスの色が変わるのが良いですね。
有償版になるとJapanが使用可能となり計5種類となります。
フルバージョンはこちら→TDR VOS SlickEQ GE
TDR SlickEQ Mはマスタリング用となっています。
フルバージョンはこちら→TDR SlickEQ M
Proximity
音響心理モデルに基づいた音の距離を調整するプラグイン。
奥行き感や広がりなどを簡単に調整できます。
Molotok
見た目はビンテージハードウェアをエミュレートしたのかな?と思わせておいて、完全オリジナルのコンプレッサープラグイン。
心地よい音質がクセになります。
11段階のコンプレッションフレーバーが選択可能となっていて、こちらも有料級のコンプ顔負け。
フルバージョンはこちら→TDR Molot GE
さいごに
フリーでもめちゃくちゃ使えるのでまずはダウンロードしてみてください。
有償版は更に高機能です。無料を使ってみて気に入ったら是非。
全体的に良心的な価格なのも好感が持てますね。
ではでは。